ヴィーガン界のインフルエンサー女性が39歳で死亡 最期は瘦せ細り歩くこともできず
ヴィーガン界のインフルエンサーだった女性が急逝した。数ヶ月前から痩せ細り、見るからに疲れ切っていたという。
近年は食生活も多様化し、いわゆる「ベジタリアン」のなかにも、ヴィーガンやフルータリアンなど10以上の種類があるそうだ。
ところが先日、ヴィーガン界のインフルエンサーであった女性が餓死したことを、アメリカの『NEW YORK POST』やイギリスの『INDEPENDENT』が報じている。
■長年ヴィーガン食を実践
亡くなったインフルエンサーの女性とは、ロシア連邦・タタールスタン共和国のカザンに暮らしていたジャンナ・サムノソワさん(39)だ。
ジャンナさんは、果物や野菜だけを口にする「ヴィーガン食」をSNSで頻繁に紹介し、フォロワーは数百万人にものぼっていた。
だが東南アジア諸国をめぐる旅行の途中、7月21日に滞在先のマレーシアの病院で亡くなった。最期は痩せ細り歩くこともできず、餓死と考えられている。
■飢餓は数ヶ月前からか
ジャンナさんの1階上のフロアに住んでいた友人は、「彼女は数ヶ月前のスリランカ滞在ですでに疲れ切っており、足はリンパ液で浮腫んでいた」「力尽きた遺体がいつか部屋から発見されるのでは、と毎日ハラハラしていた」とメディアに明かした。
ジャンナさんは数年間、「拒食症の治療を受けるように」と強いられ、逃げるようにしてタイのプーケットへ。そこからは悪臭が有名なドリアンをはじめ、生の果物とヒマワリの種、フルーツスムージーとジュースだけを摂取していたという。
■「毎日自分が変化する」
ジャンナさんはSNSで、自身のライフスタイルについてたびたび言及。「毎日自分の心と体が変化していくのを感じる」「新しい自分が大好きで、以前の生活にはもう戻れない」と語っていた。
またヴィーガン食になったきっかけは、周りの人たちが実年齢より年上に見えること。「ジャンクフードのせい」と指摘し、フォロワーには「シンプルで健康的な食生活」を勧めていた。
■ローフードダイエットはリスクも
火を通さず生で食べられる食品にこだわる「ローフードダイエット」は、痩身、心臓の健康維持、糖尿病のリスク減少に効果的だといわれている。
一方でカルシウムやビタミンBやD不足のほか、貧血、神経系の損傷、ホルモンバランスの乱れによる疲労、生理不順、不妊症に繋がる可能性も指摘されており、メリットばかりではないという。
■ヴィーガン食の女性が痩せ細った姿に…
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)