11歳少女が“友人が誘拐された”とでっちあげ逮捕 「動画で見てウケると思った」
自宅から警察に連絡し、とんでもない嘘をついた少女。そのせいで大規模な捜査が始まったが結局は全てバレ、逮捕された。
自宅から警察に連絡し、「友達が誘拐されちゃった」などと伝えた少女。逮捕されたあと「動画を見て嘘を思いついた」などと告白したことを、『ABC7 New York』などアメリカのメディアが伝えている。
■警察にメッセージ送信
7月26日午前9時45分、アメリカ・フロリダ州で暮らすある少女(11)が警察にテキストメッセージを送信。「14歳の友人が銃を持った男に誘拐されました」「男は白いバンに乗っているの」などと伝えた。
少女はさらに「私は青いジープに乗ってバンの後をつけています」などと伝えたが、この情報は全て少女がでっちあげた悪質な嘘だった。
■すぐに始まった捜査
誘拐事件発生という知らせを受けた当局は、ただちに出動。上空からも大規模な捜査を展開したが、少女が言うような車はどこにも見当たらなかった。その後も少女は1時間半にわたって警察に連絡を続け、容疑者に関し詳しく説明した。
この少女の話を聞く一方で、警察は逆探知に成功。どこでスマホを使っているのか確認したところ、少女がメッセージを発信している場所は本人の自宅だった。
■暴かれた真相
警察は、午前10時23分に少女の自宅に到着。父親に話を聞いたところ「娘なら家族と一緒に家の中にいます」と聞かされたため、外に出てくるよう少女に命じた。
すると少女は素直に外に出てきたが、スマホを持ったまま。警察が到着したことを知らず、ずっとテキストメッセージで嘘の情報を流し続けていたのだ。
嘘をついた理由について、少女は「YouTubeのチャレンジ動画を見ていたずら通報しようと思ったんです」と告白。「面白いと思ったの」とも話し警察を驚かせた。
■ネット使用は監視を
人騒がせな少女の行動に当局も呆れ、「こういったいたずらは危険です」とコメント。
騙されたせいで大人数が“誘拐事件解決”に向け動いたと話し、「このいたずらのせいで本当に救いを必要としている人を助けることができなかった可能性もあります」と述べた。
この件で逮捕された少女は、少年拘置所に送られたとのこと。当局は子供を持つ親たちに対し「お子さんのSNS利用はしっかりモニターしていただきたいと思う」と発表。
8月中に地域フォーラムを5回開催し、ネットから子供を守る方法について話し合う予定であると明かしている。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)