太りすぎな人に絶対やってはいけない… 食べ物を喉に詰まらせたときの対処法
食べ物など異物を喉に詰まらせた人への対処法について警視庁が紹介。 少々体を張った方法だが、“ある条件”に該当する人は内臓を損傷する危険もあるとして注意も促している。
警視庁警備部災害対策課が3日、ツイッター(現・X)を更新。異物が喉に詰まったときの応急的な対処法について、注意するべき点を説明している。
■世界共通のサイン
同課では、災害時や非常時への備えから、日常生活に役立つアイデアまで紹介。
子供や高齢者などに多い「異物を喉に詰まらせたとき」について、「人は、異物等により気道が塞がれ、呼吸ができなくなると声を出せなくなるため、喉をつかむ動作をします。これを『チョークサイン』といい、世界共通のサインとされています。原因は食事や子供の誤飲、飴玉が喉に詰まるなど様々…」と解説する。
■3つの対処法とは
その際の対処法については、「まず、頭を下げて強い咳をさせる。改善しない場合…①『背部叩打法』手掌基部で肩甲骨の間を5回程度強めに叩く」と説明。
さらにこれで改善しない場合には、「②『腹部突き上げ法』へその少し上方に握り拳を作り手前方向に引き上げる。①②を窒息物が出るまで交互に継続。応急的な措置ですので119番を早急に!」と呼びかける。
■やっちゃいけない人は…
ただし、腹部突き上げ法は内臓を損傷する危険があるため、「妊婦(腹部が大きい場合)や高度な肥満者、乳児には腹部突き上げ法は行ってはいけません」と注意喚起。
「腹部突き上げ法を実施した場合は、内臓を傷める危険性がありますので実施した際は病院での診察を受けてください」と強調している。