デーブ大久保コーチ、バウアー攻略時の秘策を告白 「若い子には…」
巨人・デーブ大久保打撃コーチがバウアー投手攻略法の一部を明かした。
読売ジャイアンツのデーブ大久保(大久保博元)打撃コーチが、球団OB・高橋尚成氏のYouTubeに出演。横浜DeNAベイスターズのトレバー・バウアー投手を攻略した際の「秘策」を語った。
■バウアー投手との対戦を振り返る
YouTubeチャンネルスタッフから「バウアー投手はいかがですか?」と質問された大久保コーチは「サイヤング賞というさ、名前があるわけじゃない? どれだけすごいかわからないけど、沢村賞というイメージで捉えていた」と明かす。
そして5月に対戦した際を振り返り、「沢村賞をとる人って異常な良いピッチャーじゃん、その年の」「バウアーはサイヤング賞をとってそんなに経過していない。サイヤング賞のときと同じピッチングをするのではないかという、俺の読みがあった」と話した。
■「高めのストレートは強い」
大久保コーチはさらに「ファームの映像しかなく、直近のが1試合だけあっただけだから。1試合で判断できたのは、高めの(ストレート)は強い。低めに強い球が来るかどうか」などと語る。
続けて「バウアーの場合はどう見てもイメージチェンジをするんじゃないかと。もともと変化球が多い投手であることがわかった」「ピッチャーを見る場合、2球種ストライクを取ることができるボールを持っている投手は厄介」とコメント。
さらに「2球種あったら困るなと思ったんだけど、そのときは途中で変えようと。超消極的にカーブだけ狙おうかとか。直近のデータが少なすぎるんだからさ」と話した。
■攻略時の秘策は…
巨人打線がバウアー投手を攻略し、黒星をつけた5月9日の試合を振り返った大久保コーチは「そこは、もちろん詳しいことは言えないけど、われわれが立てた計画通りの投球をしたわけ。ハマったの」と語る。
そして「映像を見て。たとえば、渡辺久信という剛球ピッチャがーイメチェンしたときは、ワタベさんになっているよみたいな、ワタベさんと戦いましょうみたいな」とコメント。
続けて「だったらバウアーもイナバウアーでいいんじゃないか、名前を変えようみたいな。バウアーと思うな。イナバウアーさんなんだ。そういうところも若い子には大事なんじゃないかと思った」と振り返った。
■5月9日以降対戦なし
バウアー投手は5月9日の巨人戦と16日の広島戦で打ち込まれ、2軍落ちを経験。その際「投球時のクセがバレているのではないか」と噂された。
ファームで課題を修正し1軍に戻ると、6月は4勝0敗と大活躍し月間MVPを受賞。その後も安定した投球を見せている。
5月9日以降同投手と対戦がない巨人。調子を取り戻した感のあるバウアー投手に、大久保コーチはどのような対策を立てるのだろうか。