ビッグモーター”街路樹への除草剤散布”への印象は? 7割が「厳罰に処すべき」

ビッグモーター店舗前の街路樹が多く枯死している問題。世間の印象を調べてみたら…。

ビッグモーター

ゴルフボールやドライバーでクルマやタイヤを傷つける、保険金の架空請求など、常識では考えられないような手口で中古車業界への信頼を破壊したビッグモーター。

7月25日に記者会見を行った兼重宏行社長(当時)は、社長を退任。その後、国交省による店舗への立ち入り調査も実施された。


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■店前の街路樹が枯死

被害や影響の大きさは、損害保険会社や顧客への過大な請求に及ばないが、その行為の反社会性に批判が集中しているのは、「店舗前の街路樹が枯死している」という問題だ。

Sirabee編集部が確認したところ、店舗前にまだ街路樹が生えているところもあったが、全国の複数の店舗で除草剤を散布する、街路樹を勝手に伐採するなどの行為があったことが判明している。

言うまでもなく街路樹は、道路と同じく税金で管理されている公共の財産だ。世間はこの行為について、どのように受け止めているのだろうか。

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■「厳罰を」が7割超え

Sirabee編集部が、7月31日〜8月2日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に「ビッグモーターによる街路樹への除草剤散布」について調査したところ、全体の73.6%が「厳罰に処すべき」と回答。世間が抱く怒りの大きさが垣間見える。

「良くない行為だが理解できる」が22.2%、「処罰すべきでない」との回答は4.2%だった。

街路樹除草剤


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■中高年ほど憤る

街路樹を損壊する行為には、社会全体が強い憤りを抱いているようだが、世代によってはやや温度差もあるようだ。中高年はとくに厳罰を求める声が多く、50〜60代では8割前後に。

一方、10代〜40代まではなぜか「良くない行為だが理解できる」が2割を超えている。

街路樹除草剤

ビッグモーター関係者が街路樹を枯らした理由は何だったのか。被害の弁済や処分だけでなく、背景の解明にも期待したい。


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■執筆者紹介

タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター

1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。

著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)

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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年7月31日~8月2日
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)

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