長嶋茂雄氏が試合中ブチギレた原因は… 元巨人左腕投手が告白
第一次長嶋茂雄政権下で活躍した元巨人投手が、監督が大激怒した原因を語り…。
読売ジャイアンツに入団し、韓国のサムスンライオンズや横浜大洋ホエールズ、ヤクルトスワローズで活躍した新浦壽夫氏が元広島東洋カープ・高橋慶彦氏のYouTubeチャンネルに出演。
そのなかで長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督の「怖さ」を語った。
■1978年の札幌カニカニ事件を…
新浦氏に高橋氏は「あのとき、いたんですか? 北海道の札幌のときに、記録を作られたピッチャー」と声をかける。
高橋氏が指摘したのは1978年7月6日に札幌円山球場で行われた読売ジャイアンツ対広島東洋カープ戦。この試合で巨人の3投手が1イニングに10個のフォアボールを出し、当時の長嶋監督が大激怒したのだ。
オールドファンの間ではフォアボールを出した打者が横歩きで一塁に向かったことなどを理由に「札幌カニカニ事件」と呼ばれている。
■新浦氏が回想
話を聞いた新浦氏は「いましたよ。僕、そのとき長嶋監督に僕投げましょうか? って言ったら、『おまえはいい』といわれた」と明かす。
続けて「これ言っていいのかな。そのときに口を出したのが柴田勲さん。(柴田氏が)『俺でも投げようか』と言ったら、ブチーンとキレた。長嶋さんが」と告白する。高橋氏は「本当ですか? 柴田さんが言ったんですか?」と驚きの声を上げた。
■柴田勲氏の発言でブチ切れ
新浦氏は「柴田さんが『俺でも投げられるぞ』って言っちゃたんだよ。ゲームが長くなっているから、そこまで言われたら、『黙れ!』ってキレちゃって」と振り返る。
そして「僕もある程度、その前の年は悪かったけれど、エース級と言われていたので、『監督、僕が放りましょうか』と言ったら、『いいわ、いいわ、お前は黙っておけ』っていうことになったんだ」と語った。
■キレると怖い
高橋氏は「柴田さんはピッチャーですからね。法政二高で甲子園優勝ピッチャーですよね」と指摘する。
すると新浦氏は「その自負もあって、要するにフォアボールを出すんだったら、俺だって打たれることはできると誤差を入れちゃったんですよ」と説明する。
話を聞いた高橋氏が「長嶋さんってブチーンんといくんですか?」と質問すると、新浦氏は「怖いよ」と話していた。