ビッグモーター街路樹問題 ひろゆき氏が米マックのコーヒー訴訟との“共通点”解説
ビッグモーターの街路樹問題について、ひろゆき氏が米マクドナルドのコーヒー訴訟との共通点や違いについて解説している。
インターネット掲示板「2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)」創設者のひろゆきこと西村博之氏がこのほど、自身のYouTubeチャンネル『ひろゆき,hiroyuki』にてライブ配信を実施。中古車販売大手「ビッグモーター」の不祥事について言及した。
■株式は親会社が保有
ビッグモーターをめぐっては、保険金の水増し請求や、街路樹への除草剤使用疑惑、パワハラLINEなどの不祥事が連日伝えられている。
創業家の兼重宏之前社長と、長男・兼重宏一前副社長は辞任したものの、同社の株式は、2人が在籍する実質的親会社「ビッグアセット」が100%保有している。
■創業者は「逃げ切れる」
配信の視聴者から、同社について質問が寄せられると、ひろゆき氏は「ブラック企業だけど法律に触れてないし、たぶん、あの会社の創業者の人、逃げ切れるんですよ」との見解を述べる。
「上場企業でもないので、今まで儲かってたものを、損害賠償で支払えという判決をどこかからもらうというのもたぶんない。“勝ち逃げ”なんですよね。今までのようにぼろ儲けはできないけど、今まで儲けた分というのは、何の問題もなく資産として保全される」と話し、「なので『やったもん勝ち』というのが日本の状況」と語った。
■米国の「懲罰的賠償」とは
企業の不祥事と損害賠償の例として、米マクドナルドで購入したコーヒーでやけどしたとして、同社に数億円の賠償が命じられた事例に触れ、米国には「懲罰的賠償」の考えがあることを紹介。「要は悪いことをしてぼろ儲けをしたんだったら、その悪いことに対して『悪い』と思うぐらいの金額を取ろうぜって話」と説明する。
ひろゆき氏によると、米マクドナルド社はコーヒーの温度を通常より高く設定しており、やけどや後遺症の報告書があがっていたものの、温度が高いほうが売り上げが上がるとして、これを無視していたという。