「X」、ツイッターでメアド変更しないと“凍結”になるリスクが… ネットでは怒りの声も
「パスワードを変更してください」。この文言が表示された後、記者は「X」のアカウントにログインできなくなってしまい…。
7月23日、イーロン・マスク氏が保有するツイッター(現・X)の名称を「X」に変更した。お馴染みの青い鳥のロゴマークも変わり、ショックを受ける人が続出している。
そんな中、ツイッター時代に「ある設定」を変えていなかったことで、事実上の「凍結」になる人が続出していて…。
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■「パスワードを変更してください」
7月27日の夜、記者は仕事のため、「X」で話題になっているツイートをチェックしていた。ある投稿を確認しようとしたところ、アカウント名とパスワードを入力するよう求められたので、それらを入力。
すると、「パスワードを変更してください」と表示された。記者はツイッター時代、6桁のパスワードを使用していたが、「X」ではパスワードの強度が不十分なため、8桁に変更する必要があるようだ。
新しいパスワードを打つと、「X」サイドから登録しているメールアドレスにパスコードが送られ、変更するという流れだった。しかし、記者はツイッター時代に登録していたメールアドレスと現在使用しているアドレスが異なるため、いくら待てどパスコードが届かない…。
パスワードを変更する前に、現在のメールアドレスを登録する必要があった。
■事実上の「凍結」状態に…
新しいメールアドレスにする方法が分からなかったので、「X」に問い合わせたところ、「ご利用のアカウントで不自然なアクティビティは検出されていません。(中略)セキュリティーを高めるため、より安全性の高いパスワードに変更してください」という回答が。
メールアドレスを変更する方法も提示されていたが、「X」のアカウントにログインして変える方法しか載っていないため、何度トライしても、先述したような「パスワードを変更してください」という画面が表示されるのみ。
そもそも、アカウントにログインできないから困っているのだが…。その点を明記して「X」に再度問い合わせても、同様の「テンプレ回答」が届くばかり。
結局、記者は10年以上使用していたツイッターアカウントにログインできなくなり、事実上の「凍結」状態になってしまった…。
■ネット上でも不満の声
ツイッター時代、新しいメールアドレスに変更していなかったことで、「X」で記者のような「落とし穴」に嵌る人は多いようだ。
ネット上では、「ツイッターの古いアカウント、久々にログインしようとしたら、メール認証しないと入れないって弾かれるようになってる」「ツイッターアカウントの登録に使ったメアドもう死んでるから詰んだ」「古いメルアドのアカウントにログインできなくて認証コード取れず、入れなくなりました」など、困惑する人の声が見受けられる。
また、「パスワードが簡単すぎるから変えろとか、ありがた迷惑なんだが」「電話番号もメールアドレスも登録してない私が悪いんだけど、パスワード強制リセットはどうなのよ」「メールアドレス変更できんからログインさせてくれと言ったらログインしてツイートしろと言われた意味不明」といった怒りの声も…。
■「新体制」の課題
もちろん、メールアドレスを変えた時点ですぐに変更していない側にも落ち度はある。だが、それに対する明白な解決方法を提示しない「X」サイドに不満を抱く人が多いのだろう。
「新体制」に移行したばかりで、手が回らない部分もあるのかもしれないが、不具合が起きた際、利用者にもう少しきちんと説明する仕組みを整えてほしい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)