新型コロナ第9波、6割は「すでに始まってる」と実感 若い世代では否定派も
感染者が再び増えつつある新型コロナウイルス。「第9波」を実感している人を調べてみたら…。
■「第9波」との報道も
5月には、感染症法上の分類が2類相当から5類に引き下げられ、だいぶ日常が戻ってきた昨今。
ワクチン接種などの効果もあってか、一時は落ち着いていた感染状況だが、昨今では「第9波に入ったのではないか」との報道も目立つ。身近にも感染者が増えていることを実感している人もいるかもしれない。
一方で、そうした報道を含めてうんざりしている声も聞かれる。実際、どれくらいの人が「第9波」を実感しているのだろうか。
■7割以上が「第9波に」
Sirabee編集部が、6月30日〜7月2日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に「新型コロナウイルス第9波」について調査したところ、「始まる寸前」との回答が13.3%。
最も多かった答えは「もう始まっている」で60.9%。「まだ始まっていない」は16.1%。「今後も始まらない」は最も少なく、9.7%だった。
7割以上は、すでに第9波のなかにあるか瀬戸際にあると実感しているようだ。
■若い世代では否定派も
ただ、世代によっては何度も繰り返される「第◯波」に対して複雑な思いもありそうだ。第9波が「まだ始まっていない」「今後も始まらない」と考える人の合計は、60代では19.5%。一方、10〜20代では38.2%と、その2倍近くに及ぶ。
若い世代では、かつての行動制限や緊急事態宣言などについてネガティブな印象を持っている人が少なくないためかもしれない。
■執筆者紹介
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)