高木豊氏、パリーグ6球団の監督総評を語る 日本ハムの大連敗が続く原因は…
絶好調と絶不調が分かれるパリーグ6球団。高木豊氏が監督の総評を語り、連敗が続く原因を分析した。
元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が30日、公式YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』を更新。パリーグ6球団の監督の総評について語り、ファンから注目を集めている。
■オリックスは「やりくりが上手い」
パリーグ首位を独走するオリックスの中嶋聡監督について、高木氏は「やりくりが上手い。選手に過度な負担をかけないというか、戦い方というかゴールを切るまでの計算ができている」と監督としての手腕を絶賛した。
また、森藤恵美アナウンサーが「ここから1ヶ月先も中嶋監督率いるオリックス、このままの調子でいきそうな感じもする」とコメントすると、高木氏は「そんなに大崩れはしない」と予想している。
■ロッテは「粘り込んでる」
首位を追う形になった千葉ロッテマリーンズの吉井理人監督については、「落ちると思ったけどね。ちょっと苦しくなるだろうなと思ってたんだけど、粘り込んでるよね。そういう意味では凄く良くやってるんじゃないかと」と評価。
やはり、佐々木朗希投手の負傷離脱が響いているようで、「(佐々木投手)は投げればほぼ勝つからね。だからそういうピッチャーは、なかなか穴埋まらない。これからのやりくりじゃないの」と言及している。
■大連敗が続く2球団は…
12連敗中のソフトバンクに高木氏は、「楽天がめちゃくちゃ調子が良いときに当たっていたりだとか、向こうのエース級が全部来たりだとか、不運といえば不運。不運もありながら勝ちきれないというのは、どこかに足りなさがあるんだろうな」と指摘した。
続けて、13連敗を記録した絶不調の日本ハムについては、「新庄剛志監督は凄くいいことはポジティブ。攻めしか考えない。この攻めしか考えないことがちょっと揺らいだのかなと。それが1点差負けが多くなった原因なのかなと」と分析している。