4年前に失踪した少女が謎だらけと話題 警察署を訪れ「私の行方不明届を取り下げて」
行方不明になっていた自閉症の少女が、このたび無事に保護された。4年前、誕生日の数日前に突如失踪したという。
アメリカで今から4年前、ある少女が自宅から突如失踪した。行方不明届が出されて捜索活動が行われていたなか、このたび自ら警察署に姿を現したという。『NEW YORK POST』や『CBS』が報じている。
■「必ず戻ります。ごめんなさい」
2019年の9月15日、アリゾナ州のグレンデールに暮らしていた当時14歳のアリシア・ナヴァロさんが、忽然と姿を消した。
15歳の誕生日を迎える数日前の夜、アリシアさんは両親が寝ている隙を見て家出。両親は翌朝に「必ず戻ります。誓います。ごめんなさい」と書かれた置き手紙を見付けた。
アリシアさんは自閉症と診断されており、両親はすぐに行方不明届を出したという。
■1人の女性が小さな警察署に
ところが失踪から約4年がたった数日前、自宅から約64キロメートル離れたモンタナ州の小さな警察署に1人の女性が現れ、「私は行方不明になっていたアリシア・ナヴァロです。届け出を取り下げてください」と告げたという。
警察はグレンデール警察署に連絡を取り、データを照合して本人であることが確認されると、アリシアさんの両親にも無事が伝えられた。
■母親に謝罪
グレンデール公安広報部署は「このたび、アリシアさんが健康な状態で無事保護されました」と声明を発表した。
アリシアさんは母親のジェシカ・ヌニェスさんに、「4年間どこで何をしていたか、安否も知らせず心配をかけてごめんなさい」と謝罪している。
それまで一度も捜索を諦めなかったジェシカさんは、Facebookに「協力してくださった皆さんに深く感謝します」と娘の無事を報告した。
■その後も自宅に帰らず
ジェシカさんはさらに「愛する人を探し続けている人たちへ。奇跡は本当に起こるんです。希望を失わず、諦めないでください」と訴えている。
アリシアさんは警察の捜査や聞き取りには協力的だが、いまだ失踪の動機や誰とどこにいたかなど、詳細は明らかにしていないという。
また自宅のあるアリゾナ州に帰らず、モンタナ州に留まる意向を示しており、謎はますます深まっている模様だ。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)