リクライニングシートは一声かけるか無言で倒すか 最も多かった答えは意外にも…
帰省など長距離の移動に快適なリクライニングシート。ただ、倒す際に後席が気になるという人も。
梅雨も明けて夏も本番となり、旅行や帰省のシーズンを迎えた。新幹線や飛行機など長距離を移動する際、体の負担を軽減できてありがたいリクライニングシートだが、後ろの席の人が気になってしまう人もいるだろう。
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■便利だが気遣いも
航空会社などは、リクライニングシートの使用について「後ろの方にご配慮の上…」とアナウンスすることも。そのため、後席に一声かける人もいれば、無言で倒す人も。また、揉めることを避けて我慢してしまう人もいるだろう。
世間は実際、どのように行動しているのだろうか。
■声かける・かけない派は拮抗
Sirabee編集部が、6月30日〜7月2日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に「後ろの席に人がいた場合のリクライニングシート使用法」について調査したところ、「一声かけて倒す」が28.7%。
「無言で倒す」が26.0%で、声をかける人がわずかに多いものの拮抗する結果となった。また最も多かった答えは「倒さずに我慢する」で45.3%に及んでいる。
■男女差はないが世代差が
リクライニングシートの使い方には男女差もありそうに思われるが、今回の調査結果では意外にも微差に。女性は倒さず我慢する人が男性より多く、一声かける人が少ない。ただ、大きな傾向としては男女とも近い印象だ。
一方、男女差と比較して世代差は大きい。60代では一声かけて倒す人が46.8%と最も多くなっており、体力の衰えとともにリクライニングを活用する人が増えるのは納得できる。
また、倒さず我慢する人は10〜20代で最も多く52.7%に。無言で倒す派は30代が最多で30.0%。30代は唯一、声をかけるよりも無言で倒す人が上回った。
■執筆者紹介
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)