約2割の人が経験した夏のキャンプでの失敗 「まさかこんなに冷えるとは…」
楽しく眠りについたまでは良いが、朝方の冷え込みで凍えるなんてことも…。
夏だからといって、どこでも一日中暑いとは限らない。楽しいはずのキャンプがつらい時間になってしまわないように、事前準備は入念に…。
■軽装でキャンプに行き夜の寒さにブルブル
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で23.6%の人が「軽装でキャンプに行き夜の寒さに凍えたことがある」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は26.8%、女性は20.2%という結果になっている。
■1人寝袋に潜って過ごすことに
編集部が話しを聞いた40代の男性は、「会社の仲間と行ったキャンプで失敗しました。高原とは言え日中はとても暑いし、予想気温も確認して薄手の上着しか用意していかなかったら、急に冷え込んで…」と述べた。
コンロで火を焚き、お酒を飲んで温まろうと思ったが、それでも次第に体が冷えてしまうので、1人寝袋に潜って過ごしたという。
■想像以上の冷え込みで睡眠不足
山でのキャンプで失敗をしたという30代の男性は、「それなりに防寒具を持っていったつもりだったのですが、全然足りなくて、寒い思いをしました」と述べた。
そこまで高い山ではなかったため、秋口に着るような上着や毛布などを用意していったというが、想像以上に寒く、ダウンジャケットを持ってきても良かったかもしれないと感じたそう。特に明け方は寒さが厳しく、体が冷えて眠れなかったという。
■標高差や放射冷却現象に注意
夏のキャンプの落とし穴、その1つは昼と夜の気温差かもしれない。とくに、標高が高い地域では注意が必要だ。100m高くなると0.6度ほど温度が下がるとされており、さらに、放射冷却現象で地熱が放射され、朝方の底冷えが厳しくなることも考えられる。
長袖・長ズボン、上着などの衣類だけでなく、断熱素材のマットや寝袋などもあると安心だ。心置きなく夏の行楽を楽しめるよう、朝晩の冷え込みが予想される場所ではしっかりと寒さへの対策も整えておきたい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ゆきのすけ)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)