車道で遭遇した電動キックボード、進行方向が危険すぎる… 「運転やめろ」と怒りの声
安全面から物議を醸すことの多い電動キックボード。ネット上では、道路上で遭遇した「我が目を疑う光景」が波紋を呼んでおり…。
「電動キックボード」と聞いて、つい悪いイメージを思い浮かべてしまう人は少なくないだろう。しかしこうした悪印象はキックボードそのものでなく、利用者のマナーに起因するところが大きい。
現在、ツイッター(現・X)上では、思わず我が目を疑う「とんでもない光景」が波紋を呼んでいるのをご存知だろうか…。
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■道路上のキックボードに目を疑う
今回注目したいのは、ツイッターユーザー・tomさんが投稿した1件のツイート。
「晒す気は無いんだけどこれはやべぇよ…」と綴られた投稿には、複数台の車が並んだ道路の写真が添えられているのだが…なんと、車道を電動キックボードで「逆走」する女性の姿が確認できたではないか。
もしも反対側(通常の左側通行)から、バイクやキックボードがやってきた場合、正面衝突は免れないだろう。
■「逆走の認識すら無さそう」
こちらのショッキングな光景は多くの人々に衝撃を与えており、前出のツイートは投稿から1日足らずで1万件以上ものRTを記録。
他のツイッターユーザーからは「逆走しているという認識すら無さそう…」「無免許の人が道路に出るって、こういうことなんですよね」「これが危険だと気づかない人物を相手に、どうやって安全運転しろというのか」「すぐに運転をやめるべき」「こういう人がどんどん増えていくんだろうな…」など、驚きの声が多数寄せられていたのだ。
ツイート投稿主・tomさんに詳しく話を聞くと、こちらの光景は東京メトロ麻布十番駅の付近で目撃したものと判明。
tomさんは、当時の様子について「(キックボードが)信号待ちをしていて、その後歩道に入るのかなーと思っていたら、車道をそのまま逆走して行ってしまい、危ないなぁと…感じました」「個人的には、原付免許くらいの資格が無いと危ないと思います」と、振り返っていたのだった。
■「道交法」から見た電動キックボード
7月1日より、道路交通法の一部を改正する法律(令和4年法律第32号)のうち、特定小型原動機付自転車(電動キックボード等)の交通方法等に関する規定が施行された。
これにより「性能上の最高速度が自転車と同程度である」などの一定の要件を満たす電動キックボード等は、特定小型原動機付自転車として「走行場所が自転車と同様となる」などの新たな交通ルールが適用されることに。
また、道路では原則として左側端に寄って通行しなければならず、「右側を通行してはいけない」と定められているため、今回話題となったキックボードの走行は完全にアウトである。
警察庁公式サイトでは「特定小型原動機付自転車を運転するのに運転免許は必要ありませんが、16歳未満の者が特定小型原動機付自転車を運転することは禁止されています」と説明しており、この「免許不要」という部分に、大いに疑問を感じている人は決して少なくないのだ。
交通事故の多くは、運転手個人だけでなく、周囲の人々の安全や健康、命を巻き込む事態に発展するもの。電動キックボードを所持・運転する人は「免許不要」は決して「責任を負う必要がない」という意味でないことを、改めて認識してほしいものだ。