小学生同士の喧嘩で11歳男子が死亡 教室の座席をめぐり口論に
小学生の口喧嘩が、暴力に発展。腹部に怪我を負った男の子が数日後に病院で亡くなるという、最悪の結果になってしまった。
教室の席をめぐって小学生が喧嘩し、ひどい怪我を負った男児が数日後に死亡していた。『Times Now』などインドのメディアが伝えている。
■席が原因で喧嘩に
6日、インド・マハーラーシュトラ州の小学校に通う11歳の男の子が、同級生たち4名と席に関することでもめて口論になった。
それが一気にエスカレートし、あっという間にもみ合いの喧嘩に発展。男の子は腹部を強く殴られ怪我を負ったが、病院に行くことはなく、家族にも喧嘩については伏せていたようだ。
■両親と病院に行ったが…
10日になり、男の子はようやく学校での出来事について両親に説明した。怪我の状態が悪かったため、両親が近くの病院に連れて行ったが、13日にはさらに悪化して息を引き取った。
当局が詳しく調べを進めているが、現時点では逮捕者が出たという情報はない。教師が喧嘩について把握していたのか、また男の子が怪我を負ったことを知っていたのかについても、伏せられている。
■過去にもあった類似事件
2018年には、ニューデリーの学校でやはり座席をめぐるトラブルが発生。男子生徒が別の生徒を刃物で切りつけ、怪我を負わせる事件に発展した。
被害を受けた生徒は病院に行き数針縫うはめになったというが、事件の翌日には退院して最悪の事態は免れた。
児童・生徒たちにとって、教室のどこに誰と座るかは重大な関心事のようだ。このような事件にエスカレートすることは稀だが、海外では過去に何度か報道されている。
■子供の喧嘩は意外に危険
日本の小学校でも、過去に男子児童が同級生に殴られて死亡するという出来事があった。「子供の喧嘩だから…」「男の子は少々やんちゃなほうがいい」などと言う大人もいるが、手加減を知らない子供は危険な行為に及ぶことがある。
暴力については「絶対にだめ」と教え、このようなケースが実際にあったと伝えておくことも、大事なことだろう。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)