親の介護で多忙の女性がシングルマザーの娘と不仲に 「子守を断ったせいで…」
父親の介護に、パートに、孫の子守も…。精一杯頑張ってきたつもりなのに勝手な娘に振り回され、女性はうんざりしている。
年老いた親の世話に追われ疲れ切っているのに、夜遊びに夢中の娘に「息子の世話をよろしく」と頼まれ困っている女性。思い切って断ったところ娘は機嫌を損ね、電話にも出てくれなくなった。
■介護に追われる女性
海外で暮らすある女性は、現在58歳。パートの仕事に追われ、空いた時間は年を取った父親の世話を精一杯こなしている。
女性には24歳の娘もいるがそちらはシングルマザーで、現在無職。2歳の息子がいるため就職活動は難航しているが、「今日は面接に行く」と言われれば喜んで孫の世話を引き受け、できるかぎりサポートしてきた。
■娘の行動は荒れ…
それでも希望の仕事になかなか就けないため娘は就職活動に疲れ、クラブに通うようになった。夜通しパーティを楽しむことも増え、少し前にも「子供の世話をお願いしたいの」と電話で頼まれたばかりだ。
しかしその日、介護で疲れきっていた女性は思い切って断ろうと考えた。そこで「今日は疲れているの、ちょっと休みたい」と言ったところ、娘は激高。
「孫なのに関わりたくないのね」。そんなことを言う娘に腹を立て口論になり、その後は何度電話をかけても出てはもらえなかった。
■理解してくれない娘
女性にはパートの仕事があるし、働いていない時間は父親の食事作りに追われ休む暇もない。先週は父親が転倒するアクシデントもあったため、介護にかける時間はいつもよりさらに増えた。
父親も、若くなることはない。さらに老いて体が弱っていくのだから、亡くなるまで介護は欠かせないだろう。
しかし女性の娘は祖父に無関心で、「世話を手伝うよ」と言ってくれたことは一度もない。娘はわがままで、母親の立場で考えることなどできないのだ。
■「罪悪感は不要」と助言
娘のリクエストに応じることができず「罪悪感でいっぱい」という女性がイギリスのメディア『The Sun』の悩み相談コーナーに投稿したところ、回答者は女性に同情し「体を休めることに罪の意識を感じる必要はない」と断言した。
また娘については「お母さんの苦労がまるで分かっていない」「お互いにサポートが必要なのではないか」と推測し、介護については外部のサポートを得ることで負担が軽減されると示唆している。
親の介護に「身体的・精神的負担を感じる」という人は少なくない。ショートステイを利用する、必要であれば介護保険外サービスに頼るなどして共倒れを回避したいものだ。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)