上げるか下げるか「エアコン戦争」の実態を調査 女性は4人に1人が寒すぎて…
関東甲信・東北もようやく梅雨明け。その前から猛烈な暑さが続いているがエアコン使用ではトラブルも。
関東甲信や東北地方もようやく梅雨明けが発表されたが、7月上旬から真夏のような暑さが続いていた日本列島。真夏日や猛暑日を観測する地点も多く、熱中症警戒アラートが発令される日も。そんな夏に欠かせないのがエアコンだ。
画像をもっと見る
■「エアコン戦争」とも
室内でも起きる恐れがある熱中症を避けるにはエアコンの適切な使用が有効。しかし、家庭やオフィスなど複数の人がいる場所では、暑がりの人・冷え性の人がそれぞれいる場合があり、設定温度で揉めるケースも。
家庭の不和やオフィストラブルに発展することもあり、俗に「エアコン戦争」などとも呼ばれるが、実際どれくらいの人がこうした揉め事を経験しているのだろうか。
■4割弱がトラブルを経験
Sirabee編集部が、6月30〜7月2日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に「エアコン設定温度でのトラブル」について調査したところ、「設定温度を上げるか消そうとして揉めた」と答えた人は全体の18.3%。
「下げるかエアコンをつけようとして揉めた」という回答は17.2%。上げようとして、下げようとしてトラブルになった経験者はほぼ同数であることがわかった。ただ、6割以上はエアコンにまつわるトラブルは未経験のようだ。
■女性に目立つ寒がり派
エアコン問題にはしばしば男女差があると言われるが、今回の調査結果にも顕著にあらわれている。
エアコンを上げよう・消そうとした寒がり派、下げよう・つけようとした暑がり派は男女どちらにも存在するが、男性では寒がり派が10.9%なのに対して女性では25.6%と約2.5倍に。
暑がり派はそれほど大きな差は開かなかったが、男性が19.1%なのに対して女性では15.3%だった。なお、今回の調査では年代による差は男女差ほどは大きく開いていない。
■執筆者紹介
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
・合わせて読みたい→SNSで話題の「強冷房車」 既婚男性の5割弱が導入求める
(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)