テリー伊藤、ビッグモーター不正事件に「本当にふざけた話」 業界の体質も解説
話題のビッグモーター不正事件に、車好きのテリー伊藤が呆れた様子でコメント。背景も詳しく解説した。
これまで90台もの車に乗ってきたという車好きのテリー伊藤が、23日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に生出演。中古車販売大手・ビッグモーターの大規模不正事件に怒りをにじませた。
■一件あたりの金額に…
テリーは「少なくとも1,275件、5千万ですよね?」と不正請求に触れ、「ということは、一件あたり4万円なんですよ」と算出。
この金額に対し、「これがまたうまいところで、4万円くらいだとわかりにくい」と、疑われにくい絶妙なラインをついた悪質さを指摘する。
■「保険会社にとっては凄いお得意様」
保険会社は不自然さに気付かなかったのかと疑問を呈したデーブ・スペクターのコメントにも、「今、ビッグモーターってのは日本No.1の売上ですよ。6年連続。そうすると、保険会社にとっては凄いお得意様ですよ」とズバリ。
「僕ら個人が行って『これでやってください』って言っても『こんなの無理ですよ』って言われるけど、ビッグモーターからの請求はスルーで取ってくる」と続け、業界での影響力の高さを指摘した。
■事件発覚の経緯も解説
また、「じつは、損保ジャパンだけじゃなくて他にも大手は入ってたんです。怪しいと思って一回逃げたんです」「あるとき、金融庁が『これ怪しいんじゃないか?』ってことで、三社の保険会社を呼んで、ビッグモーターが怪しいから第三者機関を行かせたほうがいいって、そういう現状があるんです」など、事件発覚の経緯も解説。
その後も、「もうひとつの問題は… 傷付けられた車ありますよね?」「これが高級車だったら、傷付いたらわかりますから。自分の車の価値が下がっていく」など、バレにくいようにターゲットを絞っていた点にも言及した。
■モノ言う姿勢に好感が
車好きゆえに事件を詳しく語り、最後は「本当にこれふざけた話ですよ」と怒りを見せたテリー。
これに視聴者からは、「ズバズバ的確なことを言ってる」「ゲストの車ジャーナリストより詳しい」「めちゃ解説してくれてる」など、肯定的な意見が見られている。モノ言う姿勢が好感を集めたようだ。
・合わせて読みたい→日本人の4割、ビックカメラ正式名を勘違いしていた じつは「ビッグの誤字」でなく…
(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)