7割以上が正しく読めた『海栗』 普段食べている部分とは…
その特徴的な棘に毒を持っている種もいるという。
■「海栗」は何と読む?
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女1,000名を対象に「海栗」の読み方に関する調査を実施したところ、全体で75.6%の人が「うに」、24.4%の人が「あわび」と読むと回答した。
「うに」と読む人は男性が75.5%、女性が75.7%。「あわび」と読む人は、男性が24.5%、女性が24.3%という結果に。
■正しくは「うに」
「海栗」の正しい読み方は、「うに」。ウニ綱に属する棘皮(きょくひ)動物の総称で、現在確認されているだけで約870種が世界中の海に生息している。多くの種は全身に棘があり、ガンガゼのように毒がある種もいるようだ。
「海栗」の名は、栗のイガのような棘で覆われたその姿から付けられたと言われている。「海栗・海胆」と表記するのはウニが生きているときで、加工した食品を指す場合には「雲丹」の字が当てられることも。
■食べているのは生殖腺
日本産ではバフンウニ、エゾバフンウニ、ムラサキウニ、キタムラサキウニ、アカウニ、シラヒゲウニが食べられており、ロシアや韓国、チリなど海外から輸入された種も食用として流通している。
食用となる部位はウニの生殖腺(精巣・卵巣)で、臓器は雑味や臭みを感じるため、海藻などの異物とともに取り除かれているという。
■「あわび」の漢字は「鮑」
「あわび」は漢字で「鮑」と書く。ミミガイ科の大型の巻貝の総称。コリコリとした食感が特徴で、高級食材として料理に用いられる。
また、貝の裏側に真珠のような美しい光沢があることから、貝殻はボタンやネクタイピンなどの装身具や、螺鈿細工などの工芸材料として用いられているそうだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ゆきのすけ)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)