何かと形容し難いけど最高だな! 170年の歴史が凝縮された新「花やしき」に驚愕

「日本最古の遊園地」花やしきがハイテク化!? 70年もののローラーコースターが走る下で、プロジェクションマッピングが輝く…。

花やしき入り口

東京・浅草の観光スポット「浅草花やしき」と聞くと、思い浮かぶのは「日本で最初の遊園地」「日本最古のローラーコースター」…と、とにかく“レトロ”なイメージ。それもそのはず、なんと今年で開園170周年をむかえるという。

そんな古き良き花やしきに、新エリアが21日オープン。そこはまさかの、最新技術満載の超ハイテクエリアだった…。


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■色とりどりの提灯の下を…

花やしき新エリア

新エリアの入り口は、レトロな雰囲気の「時空階段」。カラフルな提灯に古ぼけた時計、そして壁には花やしきの風景写真が飾られている。

花やしき新エリア

階段を上がりきった先にある「お化け屋敷~江戸の肝試し~」は、江戸四大怪談である「累ケ淵」「牡丹灯篭」「番町皿屋敷」「四谷怪談」をモチーフにしたお化け屋敷。

通路は真っ暗で、普通に歩くだけで怖い。しかも角を曲がる度に…!? …ここではネタバレを避けるが、とにかくサクサク歩くのではなく、肝試しのようにじっくり、しっかり、周囲の様子をうかがいながら歩いたほうが楽しめるぞ。

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■写真を撮ってみると…?

花やしき新エリア

ARを駆使した「摩訶不思議!?君もスクープカメラマン」は花やしきの中をぐるぐる周って看板を探し、専用デバイスで園内に潜む“妖怪”を撮影していく、という周遊型のアトラクションになっている。…妖怪推しが強いな。

花やしき新エリア

専用デバイス、可愛い。

看板を探したら、その前まで移動してカメラで撮影。

全部で12枚あるらしいが、記者が見つけられたのは9枚だけ。園内の隅から隅まで回る必要があるので、一番最初にやってみるといいかも。あとあと気が付かなかった看板を見つけて、ちょっと悔しい思いをするかもしれないが…。


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■丸椅子に座って時間旅行!?

花やしき新エリア

新アトラクションの中で記者が一番「なにこれ!?!?」と驚いたのは、「パノラマ時間旅行」。

花やしき新エリア

45mの高さから眺望が楽しめたアトラクション「Beeタワー」(2016年引退)を再現しており、左右の3面スクリーン+床に映像が投影される。一見、失礼ながらめちゃくちゃしょぼいのだが…

花やしき新エリア

終わったあとは「何だったんだ、今の!?」となるはず。

ちなみに、記者も係のお姉さんも「気持ち悪く…なりますよね(笑)」と意見が一致した。丸椅子に座って、四角い部屋で、映像を見ているだけのはずなのに。これは是非体感してみてほしい。


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■まさかのプロジェクションマッピングも

花やしき新エリア

新しく出来たのはアトラクションだけではない。

花やしき新エリア

「お花見茶屋」のエリアでは、クリエイティブ集団・NAKEDによるプロジェクションマッピング「NAKED花景色」を見ながら華やかなメニューを楽しむことができる。

花やしき新エリア

炊き込みご飯に沢山の具材を詰め込んだおむすび「花むすび」やスティック状のモナカにあんこやフルーツ、団子を添えた「デセールもなか」、そして8年ぶりに復活した「パンダカー焼き」…どれも見ているだけでテンションが上がってしまう。

パンダカー焼き、持って帰りたいくらい美味しかった…。


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■170年の歴史

花やしき全景

江戸時代末期に誕生した遊園地であり、昭和28年に設置された「ローラーコースター」が未だに現存する花やしき。

記者も謎解きイベントのために何度か来園したことはあったのだが、ちゃんと遊んだのはこの日が初めて。スカイシップで空から園内を見渡し、ローラーコースターで「これ本当に大丈夫!?」な恐怖を味わいつつ、新エリアのハイテクさに驚かされてしまった。できることなら家族と一緒に、一日かけてしっかり遊びたい…。

花やしき屋上

170年の歴史が醸し出すレトロさと最先端のテクノロジーが融合が楽しめるのは、ここだけだ。

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(取材・文/Sirabee 編集部・たつき あつこ

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