新庄剛志監督の「奇策よりも気になる…」 最下位・日ハムの“打開策”を岩本勉氏が提案
最下位で折り返したファイターズについて、岩本勉氏が“打開策”を提案。ファンからも「新庄監督や選手に届くといいな」の声が。
元北海道日本ハムファイターズで野球解説者の岩本勉氏が18日、公式YouTubeチャンネル『岩本勉チャンネル』を更新。リーグ最下位でシーズンを折り返したファイターズについて、後半戦に向けてのアドバイスを送った。
■新庄監督の策より気になるのは…
ファイターズは17日の埼玉西武ライオンズとの試合に敗れて10連敗を喫し、最下位で前半戦を終えた。
岩本氏は「『トライアウトは何だったのか』新庄監督の奇策よりも気になる選手個人の姿…」と題して動画を更新。
昨年は、新庄剛志監督が「トライアウトのシーズン」と位置付けし、負傷した選手以外のすべての支配下登録選手を1軍公式戦で起用。岩本氏は「(選手たちが)工夫だらけで、相手チームが嫌がる攻撃ができていた」と振り返る。
■「オールスターブレイクをどう過ごすか」
しかし今年は「工夫が足りないと思ってしまった」と指摘。「策があまりない。ベンチの策ではなく…選手たちの。相手選手、バッテリーがどうやったら嫌がるだろうかというのをもうちょっと念頭に置いて、しつこい、いやらしい野球をしたらどうかな」と話す。
5位・埼玉西武ライオンズとのゲーム差は1.5、Aクラスまでは10.5ゲームと厳しい状況だが、岩本氏は「打開する方法がないとは言いません」と断言。オールスターゲーム開催のため、きょう18日から4日間公式戦が行われないが、この4日間について「オールスターブレイクをどう過ごすか」とし、過去の自身の経験に言及した。
■自ら“効果”を実感
岩本氏の現役時代、故・上田利治さんがファイターズの監督を務めていたときには、オールスターに出場しない選手にはかなり厳しいトレーニングが課されたという。
「なんでこんなバテるくらいやるのかな」と疑問に思いながら練習に取り組んだものの、「後半戦再開のとき、グラウンドに出てウォーミングアップしてると、灼熱の中で一度体を追い込んでいたので、ものすごい体が楽。体が軽い。球が走る。『これを作ろうとしてたのか、監督は』と、実体験で何をもたらすのか味わった」と明かす。そのため、オールスターに出場した際にも自主的に外野を走り込むなど、体を追い込むことを心がけるようになったという。