ラミレス氏、衝撃的だった日本野球の文化を告白 「キャンプで鬼のように…」
ラミレス氏が来日当初に感じた日本とMLBの文化の違いを語った。
元横浜DeNAベイスターズ監督のアレックス・ラミレス氏が元読売ジャイアンツ・江川卓氏のYouTubeにコラボ出演。そのなかで日本野球に衝撃を受けた出来事を語った。
■来日当初を振り返る
江川氏のチャンネルスタッフから「日米のレベルの差」について質問されたラミレス氏は「来日当時メジャーリーグから来る多くの外国人は、ちょっと日本の野球を下に見ていた」と話す。
そして「正直僕も、本物の野球を教えてやるという感覚だった。だけどキャンプに行って衝撃を受けたのは、初日から鬼のように走っている。なんで初日からこんなにやるんだろう? シーズンはいつ開幕なのか。明日からなのか?」と振り返った。
■初日に身体が出来上がっていた
ラミレス氏はさらに「みんな自主トレというのがあって、12月や1月に日本人選手はすでにトレーニングを始めている。われわれメジャーリーガーは2、3カ月なにもしない。キャンプに行って初めてゆっくり始めていく感じだった」と語る。
続けて「もう2月1日に、明日シーズンが開幕してもOKの状態で来ているということに、衝撃を受けました」とコメントした。
■頭がどうかしたのか…
さらにラミレス氏は、「ホテルに泊まっていて窓から顔を出したら、下にスイミングプールがあって。ピッチャーがシャドーピッチングをしている。あと打者がプールの周りで素振りをしているのを見て、『こいつら頭がどうかしちゃったんじゃないのか』と思った」と振り返る。
続けて「まだ日本野球を見下していたので、これは日本の文化や日本の野球文化なので。これはリスペクトしないといけないと思った」「外国人はみんな衝撃だったと思う」と話した。
■地方球場で変わるきっかけ?
江川氏は「どこで日本の文化に合わせないといけないと思った?」と質問する。
するとラミレス氏が「地方球場の試合のときに、ケータリングがいかにも日本的な感じで、おにぎりとかラーメンとかしかなくて。そのとき」と語る。
そして「ほかに食べるものがないと。チームに文句を言いに行く人もいるけど、チームになじむためには日本人が食べているものを食べられるようにならないといけないと思った」と話す。
さらに「僕はトラブルメーカーになりたくなかった。ピザやステーキを出してくれというような、トラブルメーカーにはなるべきではないと思った」と振り返っていた。