滝沢秀明氏、“辞めジャニ”10人合流の『TOBE』を関係者が評価 「忖度なしの意見」も…
連日、話題を呼んでいる滝沢秀明氏の『TOBE』。関係者は今後の「課題」も指摘して…。
14日、滝沢秀明氏が立ち上げた新会社『TOBE(トゥービー)』に、元ジャニーズJr.の7人組グループ・IMP.(アイエムピー)が合流した。※ジャニーズ時代のグループ名はIMPACTors(インパクターズ)。
ジャニーズを辞めた人気タレントが次々と合流し、滝沢氏のプロデュース力に注目が集まっている。業界内でも、滝沢氏の手腕を評価する声は多いようで…。
【合わせて読みたい】滝沢秀明氏、新会社設立で目指すもの ジャニーズの「原点回帰」に関係者も期待
画像をもっと見る
■「辞めジャニ」が続々合流
滝沢氏が『TOBE』立ち上げを発表したのは、今年3月のこと。それから4ヶ月経った7月、ジャニーズを辞めたタレントが続々と合流。
2日に元V6・三宅健、7日に元King&Prince・平野紫耀と神宮寺勇太、そして14日にIMP.が、滝沢氏と共に活動することを発表したのだ。特に、5月にキンプリを脱退した後、表舞台から姿を消していた平野と神宮寺の合流は、大きな話題になった。
次に滝沢氏が何を仕掛けるのか、気になるファンも多いことだろう。
■「恩師」を参考にした手法も…
滝沢氏に合流するタレントは、いずれも『TOBE』公式YouTube生配信に出演している。配信前日にタレントの顔は映さず、手元だけ映したり、髪型や服装が分かるシルエットを公開するなど、「匂わせる」手法も話題を呼んだ。
あるテレビ局関係者は、この手法は恩師を参考にしたのではないかと話す。
「60年ほど前に、亡くなったジャニー喜多川さんが最初に手がけたグループ『ジャニーズ』に使っていました。彼らがデビューする前にテレビ出演した際、シルエットだけ見せて視聴者の好奇心をかき立てたんです。滝沢さんもこのやり方を現代風にYouTubeで採用したのかもしれません」(テレビ局関係者)。
事前にヒントを提示後、生配信で発表という流れだが、配信する日にも特徴が。
「金曜日や日曜日など、週の後半に集中しています。時間帯も19時と、仕事や家事を終えて見るのにはちょうどいいです。『TOBE』の生配信はリアルタイムでかなり多くの人が視聴していますよ」(前出・テレビ局関係者)。
「より多くの人が見られるように」という、滝沢氏の配慮なのだろうか…。
■「発表前の重要な情報が…」
滝沢氏が初めてSNSを開設したのは、昨年11月のこと。ある芸能事務所関係者は、当時に比べると、「変化」が見受けられると指摘する。
「当初は、ツイッターの投稿をプロフィール欄に書いてしまったり、パスワードの変更のやり方が分からないなど、初心者ぶりが話題になりました。ですが、現在はツイッターのスペース機能やYouTube生配信を活用し、世間が盛り上がるタイミングで投稿して、完璧に使いこなしていますよ」(芸能事務所関係者)。
人知れず、SNSの勉強をしていたのかもしれない。前出の芸能関係者は滝沢氏の手腕を評価しつつ、「気になる点もある」と話す。
「発表前の重要な情報が週刊誌等に漏れている印象を受けます。平野さんと神宮寺さんが生配信で発表する数日前に、複数のメディアが『2人の合流は確定』と報じていました。ファンの間では、『本当なのか?』と心配する声も見受けられました。公式発表前の情報管理には注意を払ったほうがいいかもしれません」(前出・芸能事務所関係者)。
■『TOBE』の課題は…
三宅、平野、神宮寺、IMP.と、計10人の「辞めジャニ」が合流した『TOBE』。前出のテレビ局関係者は、彼らの活動に期待を寄せつつ、「課題」も指摘する。
「今の段階だと、もう一つジャニーズができたような印象も拭えないので、古巣の事務所とどう差別化していくかが鍵となります。4月から実施しているオーディションで新たな人材を発掘することが大切です。公式ホームページのオーディションの募集要項には、『日本国内在住の方』『審査過程においてテレビ・WEB・その他媒体にて出演可能な方。合格後のレッスンに参加可能な方』と記載されており、性別は限定されていません。例えば、女性アーティストをプロデュースできれば、ジャニーズにはない強みを一つ打ち出せます」(前出・テレビ局関係者)。
今後、滝沢氏は『TOBE』でどのように舵を切っていくのか──。
・合わせて読みたい→滝沢秀明氏、新会社設立で目指すもの ジャニーズの「原点回帰」に関係者も期待
(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)