「セルフレジには頼らない」と発表した食料品店 賛同者続出で評判が爆上がり
セルフレジを導入せず、これからも店員にレジを任せると発表した人気店。その決断を多くの客が評価し、「最高」「助かる」という声を上げている。
「機械には頼らない」と発表した食料品店に、多くの客が感動。感謝の声を多数寄せていることを、『UNILAD』など海外メディアが伝えた。
■ある食料品店の決断
アメリカにある人気の高い食料品店が、このほど公式SNSに「当店では何十年ものあいだ人を雇ってきましたし、今後もそうするつもりです」という社長のメッセージをアップした。
社長は「大型食料品店の多くがレジ係の廃止を段階的に進め、セルフレジを導入しています」「人と人の関わりを制限するのが、未来の小売店のあり方だと信じているからです」とも説明し、その流れに乗る予定はないと宣言している。
■セルフレジを導入しない理由
多くの店がセルフレジを導入し、その効果をじっくり確認している段階だというが、この店の社長は機械に頼ろうとは考えていない。
「当店で近隣住民を雇うことは、店のためだけでなく地域にとってもプラスになります」「今の時代、仕事はかつてないほど大事なものです」というのだ。
また「私どもはレジで働く店員を尊重しますし、みなさんにも同じ思いでいてほしい」とリクエスト。互いに助け合うことをこれからも大事にしていくと明かした。
■客らは店の決断を大歓迎
これを読んだ客たちの多くが店の方針を知って安堵したようで、「客、そして店員の両方を気にかけてくださって、どうもありがとう」「私は絶対にセルフレジは使わないんです、だから本当にありがたい」という感謝のコメントを多数書き込んでいる。
なおセルフレジについては、「できれば使用しないほうがいい」という法律の専門家も海外にはいる。理由は客が商品をスキャンし忘れることが多く、そのせいで万引き犯と勘違いされるケースがあるからだ。
単なるミスか、それとも万引きかさえ確認しない店もあり、「言いたいことは裁判官に言えばいい」と客を突き放す傾向もあるそうだ。
■日本でも反応はさまざま
日本のスーパーマーケットなどでもセルフレジをよく見かけるが、使い方が分からず困っている高齢者もいる。結局は店員に救いを求め、ひとつひとつの商品を一緒にスキャンしてもらう人もいるようだ。
レジの待ち時間短縮や感染症予防など、メリットも多いセルフレジ。しかし大半の人に受け入れられるようになるには、まだ時間がかかりそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)