「女装スカウトマン」になり美女を物色 性犯罪で服役経験ある60歳男が再逮捕
モデルの仕事をちらつかせ、女性スカウトマンになりきって油断させていた男。過去にも性犯罪を繰り返し、逮捕されていたことが明らかになった。
「私、モデルになれそうな女性をスカウトしているの」などと嘘をつき、多くの美女に接近して性的暴行を加えた男。このほど逮捕されるまでの経緯を、『Bangkok Post』『Thaiger』などタイのメディアが伝えている。
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■60歳の男を逮捕
つい先日、タイ・バンコクの警察が連続強姦容疑で60歳の男を逮捕した。
男は女装してショッピングモールに行っては好みの美女を物色し、「モデルの仕事があるの」「オーディションを受けてほしいの」と話して、性的暴行を加える目的でホテルに誘うのがお決まりの手口だった。
少し前には音楽学校の生徒に声をかけたが断られ、逃走。通報を受けた警察が男の逮捕に向け、捜査を開始していたという。
■職を転々としていた男
1992年から2009年までの間、男は職を転々とし不安定な暮らしを続けていた。建設業、トラックの運転、製造業、警備業、カーテンの取り付けなどを経験し、1~5ヶ月ごとに引っ越していたことも分かっている。
この男に“転機”が訪れたのは、2009年のこと。たまたま芸能関係の仕事をする人物と知り合い、同業界の人間であるふりをしようと考えたのだ。女装して女性に近づくアイデアも、この頃に思いついたものだ。
■性犯罪に走り服役
男は2015年には14もの性的暴行事件に関わった容疑で逮捕され、「少なくとも100人の女性に性的暴行を加えた」と話し実刑を言い渡された。
被害者については国家公務員、会社役員、大学生や大学院生だったと話したが、正確な被害者数は分かっていない。その後の服役を経て昨年5月20日にようやく釈放されたが、それでも再び性犯罪に及んでしまった。
■日本も性犯罪に甘い?
多くの女性に性的暴行を加えたにもかかわらず、たった数年の服役を経て釈放された。
Sirabee編集部が全国10〜60代の男女1,880名を対象に調査を実施したところ、全体の66.9%が「日本は性犯罪者に甘いと思う」と回答。日本においても「性犯罪者はもっと厳しく裁いて」「刑期を長くして」という声は少なくない。
「芸能人になりませんか」「モデルの仕事に興味はありませんか」と女性に声をかける路上スカウトは珍しくないが、エージェントではなく犯罪者である可能性もある。
「事務所に来てほしい」などと誘われたとしても、人がいない場所には絶対について行かないほうがいい。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)
対象:全国10代~60代の男女1,880名 (有効回答数)