山上徹也被告の減刑求める署名、裁判に影響は… 北村晴男弁護士「わずかにある」
安倍晋三元首相の銃撃事件・山上徹也被告の減刑を求める署名が裁判に与える影響について、北村晴男弁護士が解説した。
■「とんでもない間違い」
減刑の嘆願について、北村氏は過去の五・一五事件や二・二六事件の際にも実行犯に減刑を求める論調があったことに触れ、「とんでもない間違い」と指摘。
「自分の意見が通らなかったら、その反対意見の首謀者を殺す。とんでもない社会状況を作っていた。この結果、日本というのは軍部に文句を言うと殺されるんだと一般、あるいは政治家、大臣の恐怖を煽った。これによって軍部は思う通りに日本の政治を動かすことになっていった。そういう社会を絶対に作ってはいけない」と語っていた。
■「許されない」の声
北村氏の解説に、視聴者からは「裁判に影響があるという話から二・二六事件への流れるような解説でよく理解できました」「凶悪犯罪を容認する悪しき前例を作ってはいけない」「いかなる理由があろうとも、他者をあやめること、危害を加えることは絶対に許されない」といった声が寄せられている。