福岡、大分で大雨特別警報 避難が危険な場合も…「命を守る行動」呼びかけ
福岡、大分で大雨特別警報が発表され、「緊急安全確保」の避難情報が発令されている地域も。避難が困難な場合には少しでも安全な場所へ。
10日、福岡県、大分県で線状降水帯による非常に激しい雨が降り続いており、土砂災害や洪水による災害発生の危険度が高まっているとして、気象庁は福岡県久留米市や八女市、大分県中津市、日田市などに大雨特別警報を発表し、注意を呼びかけている。
■「緊急安全確保」発令
国土交通省によると、福岡県、佐賀県、大分県の5河川で氾濫が発生。各地で土砂崩れなどの発生が伝えられている。
福岡県と大分県では、警戒レベル5の「緊急安全確保」の避難情報が発令されている地域があり、気象庁では直ちに身の安全を確保するよう呼びかけている。
■「道が川」「避難するほうが危険」の声
ツイッターでも、「大雨特別警報」「避難指示」「緊急放流」「警戒レベル5」といった関連ワードがトレンド入り。
ユーザーの中には、「家の前の川氾濫して道が川」「家の前の川が氾濫」「流れてきてるものに木材やらトタンやら混じってる」などの声がみられた。
また、「避難指示出てる」「避難指示出てますが様子見です」「むしろ避難するほうが危険」という人も。
■近くの頑丈な建物などへ
NHK生活・防災公式アカウントでは、「『命を守る行動を!』とニュースで呼びかけている地域では外に出るとかえって危険なときがあります。少しでも安全な場所で命を守る行動をとるようにお願いします」と説明。
外に出るとかえって危険な場合は、2階以上の少しでも安全な場所に移動する垂直避難が選択肢となる。
ただ、自宅が川のすぐそばや、土砂災害警戒区域、家屋倒壊等氾濫想定区域にある場合、自宅にいると助からない可能性も。離れた場所に行くのが困難な際には、近くの鉄筋コンクリートの建物など頑丈な建物への避難を呼びかけている。