上原浩治氏、“巨人史上最悪の助っ人”に恨み節 「あの開幕戦返してほしかった」
上原浩治氏が20年近く経った今でも許せないという巨人時代のチームメイトとは…。
野球解説者の上原浩治氏が、8日放送の『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)に出演。巨人時代、2005年にチームメイトだった助っ人外国人選手のダン・ミセリへの恨み節を展開した。
■入団当初から悪い印象
番組最終盤、永島優美アナウンサーから「上原さんは、チームメイトで許せない選手がいるそうなんですね」との話が振られ、上原氏は「いましたねぇ~…ミセリです!」と名指しする。
続けて、「クローザーで入って来て。キャンプから全然、成績を残してなかったんですよ」「でも、『俺は本番ではちゃんとやるから!』って、ずーっと言ってたんですよ」と、入団当初から印象が良くなかったことを振り返った。
■迎えた開幕戦で…
一方、「その当時、堀内(恒夫)監督だったんですけど、監督も『とりあえず、先発ピッチャーはミセリに繋げ』と、ずーっと言われてて」と、監督の信頼はあったことも回顧。
こうして迎えた開幕戦、上原氏は当時の試合を「で、開幕。広島戦で、僕は黒田博樹さんと投げ合ったんですよ」「8回まで投げて『これ勝てんじゃないの』と」と振り返る。
■「速攻ホームランで同点」
そして、「で、9回ミセリが行きました…速攻ホームランで同点ですよ」「速攻ですよ? 1人目でたしか打たれて」とその後の展開を語ると、スタジオには笑いが。リードの状態で最終回を迎えるも、ミセリによって勝ち星を消されたことを嘆いた。
上原氏は今なお怒りが収まらない様子で、「めっちゃちゃんと練習して臨んで打たれたら、こっちも文句言わないですけど。練習はしないわ、この後に浅草観光は行くわ…」とさらに続ける。
■「あの開幕戦返してほしかったですよ!」
「挙句の果てに、『日本の球場は狭い』って言ってすぐ帰ったんですよ」「2週間くらい? 本当にそれくらいで帰ったんですよ」などと、呆れた様子で話す上原氏。最後は「俺のあの開幕戦返してほしかったですよ!」と、重ねて恨み節を展開するのだった。
ミセリは05年に入団するも開幕から炎上を繰り返し、防御率23.63、わずか4試合の登板で退団。その成績に加え、退団後に家族で浅草観光をするなどの素行も反感を買い、「巨人史上最悪の助っ人」との呼び声が高い。
今なおファンの記憶に残っているミセリだが、それは上原氏も同じようだ。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)