大谷翔平の「スイーパーの投げ方が心配」 元日本ハム・金村暁氏が徹底解説
元日本ハム・金村暁氏が投手・大谷翔平の「変化」を指摘。スイーパーで身体に支障も？
■大谷選手の投球を分析
大谷選手の投球について分析した今回の動画。金村氏は「バッターもすごいけど、ピッチャーもすごいなという。それしかないですよね」と語る。
続けて「今、7勝してるんですけど、トータルで見たらもう9勝、10勝しているなっていうぐらい。しっかりゲームメイクをして、代わったあとに逆転されたりっていう試合もあるし。いや、どこまですごいんだっていう感じですよね 」とコメントした。
■スイーパーに変化？
さらに金村氏は「今年の彼の象徴ってスイーパーですよね。40センチ以上曲がるスライダー。投げ方を見ていて、結構肘に負担が来るのかなと、ちょっと思ってたりしたんですよ。そしたら6月になったらあんまりスイーパーを投げなくなっているんですよ」と指摘。
そして「まっすぐとかスプリットを多くしたりとかして、それがまたハマってるんです。1試合の配球の変化もあるんだけど、彼のなかで1年を通した戦い方みたいなのもやってるように見えて」とコメント。
続けて「3月4月5月でスイーパーをバッターに植え付けさせて、逆にもう6月以降はもうまっすぐ・スプリットで抑えるみたいな。ちょっと異次元のピッチングというか、やっぱすげえなと思います」と話した。
■怪我の可能性は？
スタッフから大谷投手の「怪我の可能性」について質問された金村氏は「僕が気になったのはスイーパーなんですよ。あれはすごくひねっているように見える」と語る。
そして「あのひねりは、ちょっといろいろなところに負担が来るのかなと思っていたタイミングで、6月からあまり投げなくなったんですよ。ちょっと体にどこか身体に支障を出したのかなと思ったんですよね。スイーパーがちょっと気になりました」と指摘した。
また、「それくらいかな。まっすぐ・スプリットはショートアームですから、あまり肘・肩に負担がこない投げ方にはなっている。ただ、スイーパーはかなりひねっているように僕は見えたから、そこはちょっと心配だった。あれを50％くらいの割合で投げてたんじゃないのかな、4月、5月って」と話していた。
