ふるさと納税で大損してる可能性も… 忘れがちな“アレ”の確認を人気税理士が推奨
お得なはずのふるさと納税で“大損”をしないためのポイントについて大河内薫氏が解説。確認しておくべきなのが…。
YouTuberとしても活動する税理士・大河内薫氏が、「ふるさと納税」で大損をしないためのポイントについてツイッターで解説した。
■損をしている人がいる?
お金にまつわるさまざまな情報を発信している大河内氏。以前にも、ふるさと納税をして返礼品として日用品をもらうことで、手取りを増やす方法について紹介していた。
今回は、「ふるさと納税で大損!?」と銘打った動画を公開。「ふるさと納税で損をしている人、結構います」と切り出す。
■確定申告書などで手続きを
ふるさと納税は、「税金の前払い」をして、届いた返礼品で得になる制度だが、大河内氏は「税金の前払いをした事実っていうのは、関係各所の役所は知らないわけです。
なので自ら手続きをしないと、確定申告書などで手続きをしないと、ただただ寄付をたくさんした人ということで、大損してしまうから気をつけましょう」と説明する。
■住民税決定通知書を確認
さらに、「自分はミスしてないんだけど、役所側がミスをするケースがあります」とも。
自治体が住民税を計算する際に、ふるさと納税を加味していない場合があるとして、住民税決定通知書の「税額控除という欄を見てください。そこに数字が入っていればふるさと納税は適正に手続きされています。もし数字が入っていなかったら、役所に問い合わせをしましょう」と呼びかける。
なお、住民税の決定通知書は会社員であれば給与明細と一緒にもらうもので、フリーランス、個人事業主の場合には自治体から送付される。いずれも6月には送付されているため、心当たりのある人は確認したほうがよさそうだ。