波紋広がるバイデンの認知症説、日本の安全保障を脅かす 中国はそれを狙っている
最近米国のバイデン大統領が言い間違いを連発。すでに仕事に支障が出始めているとの見方も。来年に大統領選では敗北が濃厚か。
■認知症が日本の安全保障を壊すのか?
これは明らかな間違いで、バイデン大統領はウクライナとイラクを言い間違えた。
その前日にも同じ間違いをしただけでなく、最近でも習国家主席を独裁者と発言し、日本の防衛費増を巡る問題では、私が岸田文雄総理を説得した結果だと失言して波紋が広がるなど、バイデン認知症説は急速に広がっている。
■中国はバイデン認知症をどう見るか
当然のごとく、独裁者発言に中国はすぐに反発したが、その直前に米中の緊張緩和のためブリンケン国務長官が訪中して習近平国家主席と会談したばかりだったので、国務長官の怒りは相当なものだろう。
正に、KYな大統領と言えないわけではない。一方、中国は起こった様子を見せたが、実際のところ対立する国家の指導者が認知症だとすると、今後の交渉などにおいて自らに有利な展開に持ち込めると思っていることだろう。
■日本の安全保障を脅かす認知症
これは安全保障を米国に依存している日本からすると、大きな心配事だ。
台湾問題で中国が最も注視しているのは米軍の対応であるので、そういった問題でバイデン大統領が言い間違えるだけでなく、相手に対して間違った認識を思い起こさせ、それによって軍事衝突が誘発されるリスクがある。
台湾問題で中国へ間違った認識を与えてはならないのだが、その前提でこの認知症の悪化が日本の安全保障を直接脅かす導火線になることが懸念される。
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(取材・文/Sirabee 編集部・セレソン 田中)