掃除のプロが教える「浴室の黒カビ」撃退方法 洗剤の“液垂れ問題”も解決のコツは…
汚れ落としのエキスパート・茂木和哉氏が浴室の黒カビ掃除について紹介。スプレーの“液垂れ・泡垂れ”はちょっとしたコツで防げるという。
汚れ落とし研究家の茂木和哉氏が1日、YouTubeチャンネル『暮らしのショートムービー【茂木和哉】』を更新。浴室掃除でよくあるスプレー洗剤の“液垂れ・泡垂れ”を防ぐコツなどを紹介している。
■浴室に発生した黒カビを掃除
ラク掃除や汚れの落とし方などを多数投稿している同チャンネル。この日の動画は大掃除攻略法の“お風呂場編”とのことで、とくに“水垢よりも黒カビのほうが気になる”人向けの掃除法を紹介していく。
茂木氏は「私だったらいきなり塩素系のカビ取り剤を使って掃除していきます」といい、オススメはスプレータイプとのことだ。
■「手首をきかせてスプレー」
スプレーする高さはお腹よりも下くらいで、床を含めて洗っていく。洗うのに使うのは普通のスポンジでOKで、換気扇を回してゴム手袋をするなど防護の必要はあるが、ほかに特別なものは必要ないよう。
浴室の壁掃除といえば、せっかくスプレーしてもダラダラと液垂れしてあっという間に下まで到達しがちだ。こうなってしまうと上の方は効果が激減するが、これについて茂木氏は「手首をきかせてスプレーする」とコツを紹介。
試しに自宅の浴室壁に普段通り吹きかけたあと、手首をきかせる方法でもスプレーしてみた。すると確かに普段どおり吹きかけたほうはすぐに液垂れしてきたが、手首をきかせたほうは泡がしっかりと張り付いている感じが…。“シューッ”ではなく“シュッ”とすばやく噴射するイメージ、といえばわかりやすいだろうか。
■スポンジ洗は「高速で回す」
さらに、スポンジ洗いするときについても「高速で回すとさらに泡立ってしっかり密着してなかなか落ちてこない状態になります」とコツを紹介。
そのようにして上から下まで洗ったらすぐに退室し、30分ほど放置。あとはシャワーでしっかり流して完了で、「これでほぼ黒カビは落ちます」とのことだ。
■残った黒カビはスポット洗浄
それで全てきれいになればOKだが、ところどころ残る場合もあるためそこはスポット洗浄。残る場所は限られており、とくにコーキングやゴムパッキン部分にはカビが残りやすく頑固だという。
そのためもし黒カビが残ってしまった場合、半日以上もしくはそれ以上の長時間洗剤を留めておく必要があるそうで、茂木氏は自身の開発したカビ取りジェルスプレーが便利と紹介している。