旅先で飲酒コンテストに参加した男性が死亡 酔った状態からカクテルをがぶ飲み
旅先のホテルで開催された飲酒コンテストに参加し、その後に死亡した男性。悲しみに暮れる遺族たちは、ホテルや看護師の対応が不十分だったと主張している。
旅先で大量に酒を飲んだ男性が、さらにバーのカクテル21杯を飲むチャレンジに参加し死亡。その経緯と遺族の主張を、『The Mirror』などイギリスのメディアが伝えている。
■命運を決めたジャマイカ旅行
2022年5月にジャマイカで死亡したイギリス人男性ティモシー・サザンさん(53)の死因審問が開かれ、詳しい経緯や遺族の考えなどが明らかになった。
ティモシーさんは、女きょうだいや子供たちを含む親族と一緒にジャマイカを訪問。そこで知り合ったカナダ人女性2名のうち1名から「誕生日記念にホテル内のバーで開催される飲酒コンテストに参加する」と聞かされ、興味を抱いた。
■飲酒後に体調を崩し…
ティモシーさんは同日の午前中にもブランデーやビールを飲んだばかりだったが、全21種のカクテルを飲むというチャレンジに参加し、12杯を飲み干してからホテルの部屋に戻った。
しかしその後、体調が悪化。嘔吐に続いて呼びかけにも反応しなくなったため、驚いた家族がホテル従業員に救いを求めた。
■家族は対応に激怒
しばらくすると看護師が様子を見に来たため「救急車を呼んでくれましたか」と尋ねたが、答えは「ノー」。看護師がぼんやりしているあいだにティモシーさんの体はどんどん冷たくなり、脈もとれなくなった。
「見ているだけじゃなくて、蘇生を試みて」と家族に要求され、看護師は胸骨圧迫を開始。それでもティモシーさんは助からず、現地当局は死因を「アルコール摂取がもたらした急性胃腸炎」と判断した。
家族は当日を振り返り「あの看護師に十分な知識さえあれば、ティモシーは今も生きているかもしれない」とコメントし、現地のサービスや治療体制は最低だったと批判した。
■「自業自得」という声も…
ティモシーさんが死亡するまでの経緯について報じられるなり、「無茶な飲み方をしたのだから、かわいそうだが仕方がない」という声が噴出した。
また「遺族が大量に飲まないよう制止すべきだった」「ホテル従業員や看護師を責めるのはおかしい」といったコメントも、SNSに多数書き込まれている。
旅先では気が緩むせいか普段以上に酒を飲む人がいるが、アルコールの過剰摂取は大変危険だ。無茶な飲み方をしないようしっかり自制し、このような事態を防ぎたいものだ。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)