デーブ・スペクター、『M−1』ルール変更を疑問視 「漫才の概念に反している」
デーブと大竹まことが『M-1グランプリ』の時短に異論。「地方漫才賞」もバッサリ。
6月30日放送の『バラいろダンディ』(TOKYOMX)で、デーブ・スペクターと大竹まことが『M-1グランプリ』(朝日放送)のルール変更を疑問視した。
■『M-1』がルール変更
番組は漫才日本一を決める『M-1グランプリ』のルール変更について取り上げる。
シード権の変更に加え、1回戦のネタ時間が2分5秒で警告音、2分15秒で強制退場に短縮されるとのこと。また、「キッズ漫才師賞」と「地方漫才師賞」が新設される予定になっていると紹介された。
■大竹が時短に異論
大竹は「時間が2分15秒になったんだって? 俺たちのころはテレビで時間が7分あった。舞台は今でも15分以上あるわけだけど 」と指摘する。
続けて「演芸場に行って、15分で出ている人も、めっちゃくちゃおもしろい人もいるわけよ、お歳をめしていてもね。15分で完結するように作っている。この人をテレビに出して『今日は2分15秒でやってもらえませんか?』って言うわけよ。無理だから。15分のネタなんだから」と話した。
■ゆっくり帰る老人も…
さらに大竹は「だから若い人はこの2分15秒に合わせてネタを作ってくるわけよ。短いのに合わせて。それはもうサイクルが早いから、そのくらいじゃないと見てもらえない。ニーズに応えているのはわかる」と語る。
そして「ニーズに応えないとテレビも見てもらえないというのもわかるけど、いいのかな、そのルールで。もうちょっと、ゆっくりしゃべってゆっくり笑わせて、 ゆっくり歩いて帰る老人もいてもいいんじゃないのと。そういう気がして仕方ない」と疑問視した。