大谷翔平のフリー打撃は「次元が違う」「片っぽでも取り上げたら…」 高木豊氏が回顧
投打で活躍が続く大谷翔平について高木豊氏が改めて解説。プロ入り当初に二刀流への挑戦に納得した理由とは…。
■好調続きで投打に活躍
同日に行われたシカゴ・ホワイトソックス戦に「2番・投手」で先発出場した大谷選手は、初回の第1打席で27号ソロ、7回の第4打席で28号ソロと2本の本塁打を放った。
投げては6回まで相手に得点を許さず、6回1/3、102球を投げて1失点、10奪三振で7勝目を挙げた。
なお、日本時間きょう29日に行われている試合でも、第1打席でスリーベースヒットを放つなど好調が続いている。
■「根こそぎ持っていく」
この活躍に、「根こそぎ持っていくなあ。嫌われるよな。羨ましがられるというよりも、もう嫌われるレベルになってる。だって(他の選手が)『俺らの存在って何なんだ』って思う」と苦笑した高木氏。
大谷選手が全てにおいて野球を優先する姿勢に、「野球を考え、野球のために生活をし、没頭していくと、こういうふうに人間ってなっていけるのかな。自分をコントロールできる力がすごいんだろうな」と改めて感心した。
■フリー打撃は「次元が違う」
大谷選手のプロ入り当初、野球関係者の間では二刀流が賛否を呼んでいた。ピッチャーに専念するべきか、バッターに専念するべきかと意見が分かれる中、高木氏は「160㎞投げるんだったらピッチャーじゃないの」と考えていたという。
そんな折、札幌ドームを訪れて大谷選手のフリーバッティングを見たところ、「これは二刀流だと思ったよ。もうね、次元が違う…他の選手と。飛距離が全く違うよ。軽々持っていく。これは二刀流するわと思った」と納得。
「この子から(投打の)片っぽでも取り上げたらバランスを崩すと思った。フリーバッティングを見たときに納得したよ」と振り返った。