結婚式の開始1時間後に新郎が急死 新妻がいきなり未亡人になる悲劇
誓いの言葉を交わした直後に、新郎の心臓がいきなり停止。結婚直後に夫を失った女性は、深い悲しみに暮れている。
愛し合い子供にも恵まれたカップルがようやく結婚式の日を迎えたが、式開始から約1時間後に新郎が倒れ死亡してしまった。未亡人になった女性と家族を支えるため関係者が寄付を呼びかけていることを、『NBC News』などアメリカのメディアが伝えている。
■ようやく挙げた結婚式
アメリカ・ネブラスカ州オマハで暮らす女性が、最愛の人であるトレイズ・デイヴィスさんとようやく結婚する日が訪れた。
実父を含む大事な人を2人亡くして間がない女性にとって、この日はようやく家族と笑って過ごせる素晴らしい日になるはずだった。
カップルの結婚を祝うため、教会には家族や友達が集結。トレイズさんもこの日は大変幸せそうな様子だったというが、突然の悲劇に見舞われた。
■1時間後に心肺停止
記念写真を撮影をすることにしたトレイズさんたちは、ゲストと一緒に外へ。しかしトレイズさんは突然崩れるように倒れ、動かなくなった。式開始からまだ約1時間の午後4時35分には、心停止状態になっていた。
ほどなくして救急車が到着したが、トレイズさんを救うことはできなかった。突然の死を招いたのは血栓だったという。
トレイズさんは大柄で恰幅が良かったが、倒れる直前まで普段と変わらない様子だったようだ。最期の瞬間を見た人たちも驚きを隠せず、「まさに瞬間的な出来事だった」と話している。
■未亡人を支える仲間たち
まだ48歳だったトレイズさんの死は、多くの人に衝撃を与えた。とりわけショックを受けているのは、人生最良の日を楽しみにしていた新婦だ。少し前まで結婚式のプランに追われていたというのに、今は悲しみに耐えながら葬儀の準備を進めている。
未亡人になった女性を支えようと考えた友人たちが、インターネットで寄付を呼びかけたところ、短い間に1万2,000ドル(約172万1,880円)を超えるお金が集まった。このお金は7月に行われる葬儀費用の一部などとして、使用する予定だという。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)