ファミマアプリの正式名、3割の人が誤解した理由に驚き これは確かに分かりづらい…?
各コンビニチェーンが注力しているアプリサービス。しかし、ファミリーマートのアプリ正式名を、3割もの人々が誤解していると判明したのだ。
世の中には「あれ、どっちだったかな…」とおぼろげに記憶してしまう事象が多々あるが、その正式名称が誕生した「背景」を知ると、思わず納得してしまうもの。賢明なる読者には既知の事実として映ったり、「細かすぎるだろ!」とツッコミを入れたくなるケースもあるかと思うが…決して少なくない人々が「誤って記憶している事象」の正体について探っていきたい。
今回取り上げるのは、以前Sirabee読者より相談が寄せられたファミリーマートの「アプリ正式名」についてである。
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■セブンとローソンは分かりやすいが…
セブン-イレブン、並びにローソンは、それぞれチェーン名を冠したアプリを展開している。しかし、一筋縄ではいかないのがファミマ。
そこで今回は、全国の10〜60代の男女1,000名を対象として「ファミリーマートのアプリの正式表記」に関するアンケート調査を実施したのだ。ぜひ読者諸君も「正しい表記」を推測してみてほしい。
■「読み」は完全に一致だが…
調査の結果、全体の70.9%が「ファミペイ」と回答し、残る29.1%が「FamiPay」と回答していたことが判明。こちらは「ファミペイ」が正解であり、「FamiPay」はアプリでなく、アプリ(ファミペイ)に内包されたバーコード決済サービスを指す。
いずれの世代も「ファミペイ」の回答が大多数だが、60代は約4割が「FamiPay」と誤解していた。
…と、ここで気になるのが、両サービスを「口頭」で説明する際の区分。それぞれカタカナとアルファベットで表記が分かれているものの、読み方は共に「ふぁみぺい」である。
実際、Sirabee読者からも「電話で問い合わせをする場合、発音で判別するのでしょうか?」と、戸惑いのコメントが寄せられていたのだ。
■ファミリーマートに一体何が…
そこで今回は、ファミリーマートを運営する「株式会社ファミリーマート」に、両サービスが同一の読み方となった経緯を尋ねてみることに。
まずは電話口で概要を伝えたところ、これが予想以上に説明しづらいと判明。前出の読者が心配していたように「カタカナのファミペイ」「アルファベットのFamiPay」「アプリの方のファミペイ」「バーコード決済のFamiPay」…といった具合に、枕詞を添えつつ説明する必要があったのだ。
決して少なくないユーザーが「ファミペイ」と「FamiPay」を混同している事実に、ファミマ側も興味を惹かれた様子。しかしその後、ファミマからは一切の回答・返答が寄せられなかった。
ひょっとしたら、両サービスの名称に関しては、ファミマ内部で「何らかの大きな力」が関与しているのかもしれない。深入りは禁物ということだろうか…。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)