大谷翔平と佐々木朗希の直球は「質が違う」 江川卓氏が詳細を分析
江川卓氏が自身と大谷翔平投手、佐々木朗希投手の「直球の違い」を解説。
■170キロを投げることはできる?
長嶋一茂が「佐々木投手は170キロを投げられる可能性がある」と話すと、阿川佐和子が江川氏に可否を質問する。
これに江川氏は「ボールの回転を悪くすれば。速度を狙うならボールの回転を悪くすればあると思います。回転が良いと、どうしても空気抵抗になるんでボールが浮いてしまって、速度が落ちるんです」と解説。
続けて「だからスピードを出すには、回転を悪くするとスピードは出るんです。そのぶん、ボールは延びないのでバットには当たるんです。よく160キロをバッターがファールするシーンを見るじゃないですか。それはそういうことが起きている」と話した。
■170と投手の理想は違う
さらに江川氏は「球の延びと球速を上げることを両立させるのは難しい」と指摘。
長嶋から「どうすればいいですか?」と質問されると、「ピッチャーはボールが延びていくのが好きなので、回転をわざと自分で悪くして、速度を出そうとは思わない」と江川氏。
そして「皆さんが求める170キロと、ピッチャーの理想とするボールは違う」とコメントしていた。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)