キャンドル・ジュン氏の会見を改めて検証する 覚悟をもって賭けに出たか
キャンドル・ジュン氏のメッセージは「生きる者の責任」であり、注目されるべきコミュニタリアニズムの思想である。
広末涼子のW不倫騒動に対する、夫のキャンドル・ジュン氏の会見が賛否両論を呼んでいる。騒動は双方の動きとともに続いているが、騒動の理解の仕方を深く考察したい。
■理解すべき2つの点
キャンドル氏は自身のイベント「CANDLE NIGHT TOKYO」で、「言いたかったことは伝わっていない」とも話している。騒動をどのように理解すべきだろうか。
理解すべき重要な点は、2つあると思われる。1つは広末の精神の不安定性。2つ目には、キャンドル氏の考え方である。SNS上の意見でも一部あるように、広末の精神の不安定性は踏まえる必要があるだろう。
また、キャンドル氏のメッセージは「生きる者の責任」となる。こうしたことを踏まえつつ、本騒動を考えていく。
■キャンドル氏の自己紹介とは
キャンドル氏は、会見ではまず自身の活動について説明している。キャンドル氏は「福島原発は東京の電力をつくっている」と、地元の人に言われた話を印象的に話す。
キャンドル氏は「そんなことは知っているし、 原発反対運動をした」と言いたいところだが、それをせず謝罪している。
実際のところ、活動をしたならばよいとも言えるが、キャンドル氏はそれでいいのかを問う。正しい答えなどありはしないが、その中でキャンドル氏は当事者としての責任を考えている。
■「腐った日本の世界」
冒頭の通り、キャンドル氏は「言いたかったことは伝わっていない」と言う。キャンドル氏のメインメッセージは、メディアやSNSに向けての警告であった。
多くのメディアは広末の事情ばかりを取り上げたので、メッセージが伝わっていない部分もあるかもしれない。またキャンドル氏は、会見後のイベントで「腐った日本の世界を変えるための売名行為」とも言っている。
キャンドル氏の活動のキーワードは平和や平穏であり、 「腐った日本の世界」とは、まずはメディアやSNSの荒れた状況を指すだろう。また荒れた背景には、経済的な問題も含め、様々に不安が蔓延る社会状況も踏まえられているかもしれない。