永山絢斗が逮捕された大麻 欧米では解禁進むも4割は「最後の1国になってもノー」

大麻取締法違反で逮捕された俳優の永山絢斗。海外では解禁も進むが日本での意見は…。

永山絢斗

16日、大麻取締法違反の容疑で警視庁薬物銃器対策課に逮捕された俳優の永山絢斗。15日に行われた家宅捜索で、乾燥大麻などが発見されたという。


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■海外では解禁の動きも

この問題について、兄である俳優の永山瑛太も強い怒りを表明。永山が出演し30日から公開予定の映画『東京卍リベンジャーズ2 血のハロウィン編』の公開も危ぶまれたが、こちらは予定通り公開の予定だ。

今回は作品のお蔵入りや公開延期は避けられたが、出演者の薬物問題で作品まで影響を受けるケースはこれまでも少なくない。一方、海外では医療用を中心に一部では嗜好用も含めて大麻解禁が進んでいる。

こうした状況は、日本ではどのように受け止められているのだろうか。

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■「解禁すべき」は3割

Sirabee編集部が、6月19〜20日にかけて全国10〜60代男女868名を対象に「大麻解禁」について調査したところ、「医療用は解禁すべき」が25.8%。

米国などでは、慢性疼痛や抗がん剤の副作用緩和、難治性てんかんなどに大麻やその製剤が利用されている。なお、「嗜好用も解禁すべき」と答えた人は少なく5.8%だった。

大麻解禁

ただ、「もう少し世界の趨勢を静観すべき」が29.7%。そして最も多かった意見は「全世界が解禁しても解禁すべきでない」で、じつに38.7%に及んでいる。

外圧に弱い日本人のことだから、最後の1国になるまで大麻禁止を固守できるかは現実的でないと思われるが、日本人の大麻への拒否反応の強さがうかがえる結果だ。


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■若い世代では解禁派が多数

なお、大麻解禁に前向きな人の割合は、世代によってもバラつきが見られた。10〜20代では、医療用解禁派が27.0%と比較的多かったのに加えて、嗜好用解禁派も12.0と最多。

この世代のみ、「医療用+嗜好用」の解禁支持派が、「全世界が解禁しても反対派」を上回っている。こうした世代が増えていくことによって世間の声が変わるのか。はたまた最後の1国になるまで絶対反対を貫くのか。注目だ。

大麻解禁


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■執筆者紹介

タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター

1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。

著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)

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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年6月19日~6月20日
対象:全国10代~60代男女868名(有効回答数)

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