米国の潜水艇事故で“あのアニメ”シーンが話題に 「予言過ぎて洒落にならない」
米国の潜水艇事故をめぐり、一部ネットユーザーの間では2006年放送のアニメの内容が似ていたとして話題になっている。
米国の潜水艇「タイタン」が、北大西洋で沈没したタイタニック号の見学ツアー中に消息を絶った事故で、潜水艇の一部が海中で発見されたことが明らかになった。この事故を巡り、米国や日本の一部SNSユーザーの間で、米国のアニメ『ザ・シンプソンズ』の内容と似ていると話題になっている。
■潜水艇の一部を発見
米オーシャンゲート社が運航するタイタンは、乗客5人を乗せて現地時間18日に潜水を開始。約2時間半でタイタニック号までたどり着く予定となっていたが、約1時間45分後に消息を絶った。
その後、カナダ軍などが捜索を続けていたが、米国の沿岸警備隊が、タイタニック号からおよそ500メートル離れた地点でタイタンの一部を発見したと発表した。
これを受け、オーシャンゲート社は「5人全員が亡くなったとみられる」とする声明を発表した。
■2006年放送のエピソード
この事故を巡り、米国や日本の一部SNSユーザーの間で、『ザ・シンプソンズ』に潜水艇の事故が描かれていたと話題に。米国で2006年に放送されたエピソードの中に、潜水艇に乗って沈没船の宝を探し、その帰りに事故に遭うというシーンがあったという。
同アニメでは、これまでもパンデミックや、大企業の買収といったものから、iPhoneの新しい機能、後に放送されるドラマの内容まで、さまざまな現実の事象に似た内容のストーリーが散見され、事前に“予言”されていたとして、たびたびネットユーザーの間で取り沙汰されてきた。
■「意味深」「怖すぎる」の声も
今回も、アメリカや日本のユーザーの中には「予言していた」と驚く人がみられ、ツイッターでは「事故がシンプソンズで予言されてた話怖すぎる」「予言過ぎて洒落にならない」「なんか意味深が過ぎる」といった声があがった。
ただ、その一方で「シンプソンズファンからしてみると、ただただ製作陣の見立てが鋭い、センスがある連中だとしか言えん」「社会風刺などを700話近く描いてきたわけですから、予知とは違うような気もします。当たったものだけをピックアップするのは古来よりある占い師の手法」と冷静に指摘する人も見受けられた。
なお、同アニメの脚本家兼プロデューサーのマイク・リース氏は、昨年にオーシャンゲート社のツアーでタイタンに搭乗したことがあり、その際の経験について米報道番組に語っていた。
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(文/Sirabee 編集部・けろこ)