金村義明氏、高校野球の丸刈り強制廃止に賛同 「僕らの時代に戻っちゃダメ」
金村義明氏が高校野球の丸刈り激減に賛同。古い時代の間違った練習に怒る場面も。
元近鉄バファローズ・中日ドラゴンズ・西武ライオンズ選手の金村義明氏が、高校野球の「丸刈り強制」について持論を展開した。
■丸刈り強制廃止の動き
高校野球で「当たりまえ」とされてきた丸刈りの強制をやめる動きが広がっているという話題を取り上げたこの日の放送。番組によるとスポーツ刈りや長髪を認める高校野球部が増えているとのこと。
金村氏は「こういうところはだいぶ前から増えてきている」と指摘。そして「僕らの時代は丸坊主というのは決め事でしたからね、野球の」「散髪屋さんが閉まっているのに、明日の朝までに剃ってこいといわれる」「お風呂に入ってカミソリで坊主にした」などと振り返った。
■「僕らの時代に戻っちゃダメ」
MCのふかわりょうから「現状をどう思いますか?」と質問されると、「いやあ、いいことですよ。僕は口が裂けても『俺らの時代は』なんて、絶対言わないですよ」と話す。
続けて「僕らの時代なんかに戻っちゃダメですよ。肩は冷やしたらいけないとか、もう間違ったスポーツ医学ばっかりでしたから。うさぎ跳びをさせられたり、水を飲んではいけないとか、もってのほかですよ」とコメント。
さらに「僕なんか、あれだけ投げて、何千球投げて、まだ温めておけって。毛細血管切れとんねんと。もう、本当に」と糾弾した。
■軍隊が影響?
話を聞いたふかわは「丸刈りで気合というのも、幻想なんですかね?」と質問。これに金村氏は「あれは日本の軍隊ですよ。軍隊のときに兵士さんがみんな髪の毛を丸めていたでしょ。そういうつながりみたいなのがあったんでしょうね」と解説する。
またふかわの「こういう過渡期においては、負けると『ほらやっぱり』みたいなのありますよね」という指摘にも「髪の毛がのびているから負けたやろっていう人、もういないでしょ。のばして甲子園に出ているチーム、たくさんありますよ」とコメントしていた。
■3割が「おかしな校則があった」
昭和の時代は有無を言わさず丸坊主を強制された野球部。金村氏はその決まりに従い甲子園優勝を成し遂げた選手だが、「おかしなルール」と感じている様子だった。
スポーツに限らず、学生生活では服装や髪型の指定など、「不明瞭な校則」が存在する。Sirabee編集部が全国の10~60代の男女1,789名を対象に実施した調査では、33.3%が「意味のわからない校則があった」と回答。
野球部の丸坊主強要以外にも学校には「おかしなルール」は存在しているようだ。
「自分の時代に戻ってはダメ」と話した金村氏に、賛同した視聴者もいたようだ。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)
対象:全国10代~60代の男女1,789名 (有効回答数)