岡田彰布監督の起用法に田尾安志氏が異論 「ノイジーの使い方が…」
田尾安志氏が交流戦を負け越した阪神・岡田彰布監督に打順変更など選手起用を独自提言。
■交流戦の敗戦ゲームを分析
阪神タイガースが交流戦で敗戦した試合を振り返った今回の動画。田尾氏は8日の楽天、15日のオリックス、17日のソフトバンク戦で9回に逆転負けをしたことに触れ「この3つのゲームはですね、非常に痛手が大きかったなという気がしますね」と指摘する。
続けて「これまでは後半そのままスイスイと行くということが多かったんですが、この交流戦に関しては最後の最後に大どんでん返しされるというね。そういうゲームがちょっと目立ったなという気がします」と話した。
■貯金14は「アドバンテージ」
タイガースの交流戦について田尾氏は「岡田監督が言うように、野球というのはそんなうまくはいかない。 5月にうまくいきすぎた、その反動として、この6月は苦しい戦いになっているんだよと。そういうものだと思う」と指摘。
そのうえで「苦戦ばっかりするわけではないんですよ 。力のあるチームは盛り返します。そういう点ではこの交流戦が終わった時点で、まだ貯金が14あるっていうのは大きなアドバンテージ」と持論を展開した。
■リリーフの立て直しが急務?
当面の目標であるオールスターゲームまで阪神が首位をキープするうえでのポイントとして「リリーフ陣のたて直しですね。もうこれに尽きると思います」と田尾氏。
さらに「あともう1つの(課題)は打線」とし、交流戦での得点力が低かったことに触れ「4点までは投手の責任ではない」「打線が点を取れない。そういうことがあって負けになってしまっている」と分析する。
そして「リリーフ陣とともに打撃陣も、もうちょっとがんばってもらいたいなと思いますね。僕は1つのポイントはノイジーの使い方じゃないかなと思っています。 つなぎのノイジーでいいのかなっていうのは、もうずっと前から皆さんにもお伝えしております 。僕だったらあれではちょっと物足りない」と指摘した。
■野手起用に提言
打撃陣の起用方法について田尾氏は「やはりガツンと打ってくれるミエセス。 守りで不安はあるかもしれませんけれども、一生懸命やってるのはわかりますし、前川右京も出てきました。 そういう点では、おもしろいものが出ると思います」と提言。
また「あとは渡邉諒。これもサードをやらせてこの前、ミスがポンポンと出て使えないなっていうのは感じましたけれども、外野ならなんとかできるんじゃないかなという気がします 」とコメントする。
そして「これから勝てそうなゲームをそのまますんなり勝てるか。これからの戦いは打撃陣の奮起とともに、リリーフの踏ん張り。とくに抑え。現実的は岩崎だと思う」と解説していた。