結婚式で新婦と参列者として出会った男女 数年後には試練乗り越える最愛の相手に
女性の結婚式で出会ったふたりが、ピアノの配送がきっかけで再会を果たした。さらに予期せぬ試練も見事乗り越えるなど、運命を感じずにはいられない。
出会いはいつ、どこで訪れるかは誰にも分からない。普段よく行くスーパーマーケットや銀行、郵便局、そしてまさかの自身の結婚式である可能性も…?
今、ある女性の出会いにまつわるエピソードが話題になっていることを、アメリカの『NEW YORK POST』やイギリスの『Mirror』が報じた。
■当時はお互い既婚者
注目を集めているのは、イギリスに暮らすケリー・スウィントンさん(46)と婚約者のマーク・テイラーさん(52)。ふたりの出会いは、2011年に行われたケリーさんの結婚式だった。
元夫の長年の友人として、当時妻だった女性と参列していたマークさん。「おめでとう」と一言会話をしただけだったが、ケリーさんはマークさんに「優しくて素敵な人」といった好印象を抱いたという。
その後、ケリーさんは夫との間に子供をもうけるも、結婚生活はやがて終わりを迎えてしまった。
■運命の再会を果たす
2015年に離婚が成立した後、何人かの男性とデートしてみたケリーさんだが、シングルマザーは仕事と育児で忙しく、交際は長続きしなかった。そんななか、何か趣味を見付けようと、中古のピアノを購入することにしたそうだ。
その配送を依頼する業者を探していたところ、マークさんが務めている会社がヒット。早速彼に連絡を取り、数日後にピアノを自宅に届けてもらった。久々の再会に会話は弾み、お互いに離婚してシングルであることが判明した。
■男性に病気が発覚
そこからは毎日のように連絡を取り合い、ふたりはついに初デート。美しい花束を持って現れたマークさんに、ケリーさんは「一瞬にして心を奪われてしまった」と明かす。
交際は順調に進み同棲を開始したが、その矢先にマークさんが深刻な「多発性嚢胞腎」を発症。遺伝性疾患であることもわかり、臓器提供が必要な状態にまで悪化した。
するとケリーさんが適合検査で見事にマッチし、4時間の大手術により腎臓の移植は成功したという。
■「彼は腎臓だけでなく心も奪った」
マークさんの容態はみるみる改善し、自宅療養が可能なまでに回復。「ピアノの配達が僕の命を救うことになるなんてね。彼女はもう一度人生のチャンスをくれたんだ」と話している。
ふたりは2024年に結婚式を挙げる予定だ。ケリーさんは「まさか自分の結婚式で最愛の人に出会うとは想像もしていませんでした。彼は私の腎臓だけでなく、心も奪ってしまったんですから」と幸せそうな表情を浮かべた。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)