スーパーで大暴れする息子に母親は「ただの遊び」 注意せず開き直る態度に批判殺到
アジアでとくに頻繁に報じられている「非常識な親子」の話題。子供を叱らず、野放しにしている親が…。
子供に対するしつけや教育の考え方は、各家庭で異なる。だが、あまりにも常識からかけ離れていると、批判の対象になってしまうことも…。
ある母親の驚きの言動に世間の注目が集まっていることを、シンガポールの『AsiaOne』や香港の『South China Morning Post』が報じている。
■「息子は遊んでいるだけ」
先日、中国・浙江省(せっこうしょう)の寧波市(ねいはし)にあるスーパーマーケットを訪れた、1組の母親とその息子。しばらくすると、息子が棚に陳列されている商品を1つずつ放り投げ始めた。
商品は床に散乱し、周囲にいた客もその光景に仰天。店員が駆け付け、母親に「息子さんを止めてください」と注意するも、彼女は驚いたことに「遊んでいるだけですよ」と激怒したという。
■母親の態度の悪さにも注目
「悪いことをしているのは承知しています」と母親。続いて「遊び終わったら片付けますから。今、注意したところでどうせ聞きませんよ。ここで止めさせると、怒って泣いて大変なことになりますけど?」と強気の態度で開き直ったそう。
らちが明かず、店員は諦め自ら商品を棚に戻したが、その様子を撮影していた人により動画は瞬く間に拡散。怒って店員に傘を突き付けるなど、母親の態度の悪さにも注目が集まった。
■「この親にしてこの子あり」
世間の人々からは、「まさに、この親にしてこの子ありだね」「自分の子供が王様みたいな感覚の親がたまにいるけど、それを他人にも押し付けるのが信じられない」といった非難の声が多数。
スーパーマーケットの担当者は、「子供はまだ理解できないかもしれませんが、そういうのをしつけるのは親の責任だと思っています」と言い、対応した店員を称えている。
■娘が他人の髪をバッサリ
中国では先月も、あるヘアサロンで非常識な親子の様子が話題となっていた。ある女性客が連れてきた6歳の娘が店内を好き勝手に歩き回り、いつの間にかハサミを手に持つと、見知らぬ女性客の髪を切り落としてしまった。
女性はショックと怒りで警察に通報。母親はその損害賠償として今後2年間、8回のエクステンション施術とヘアケアの資金として、1万1,500元(約22万6,000円)を支払うことで和解が成立したという。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)