緊急企画「調味料総選挙」 塩、醤油をおさえてトップ当選した調味料とは?

『スージー鈴木のニッポンの民意』第7回は、各種調味料の「味として」の好意度を明らかにする日本初かもな「調味料総選挙」。果たして、調味料界の最大得票率を稼いだ「与党」はどの調味料?

2023/06/18 04:00

■票1%以下の調味料は…

続いて、下位を見ていきましょう。最下位とブービーは「料理酒」「みりん」。両方とも1%以下の低得票率。

好きな調味料

上位の「マヨネーズ」「ケチャップ」と比べると、昭和の時代に言われた「洋食化」が今やシニア層にも行き渡った結果として、和食系調味料の得票が落ちたのかもしれません。あと、そもそも「料理酒」「みりん」って、味のイメージが分かりにくくって、回答できなかった人も多かったかも。

というわけで、まとめると、上位は「マヨネーズ」「醤油」「ケチャップ」ということになりました。ここで最後、唐突に「てりやきチキン」の話をしていいでしょうか?

実は「洋風てりやきチキン」、上位の「マヨネーズ」「醤油」「ケチャップ」を全部使うそうなのです(もちろん使わないレシピもあるでしょうが)。ということは、今後大ブームになる予感がしませんか?

そして「洋風てりやきチキン」が大ブームになると、今度は下位の「料理酒」「みりん」を使う「和風てりやきチキン」にブームに飛び火して、調味料市場全体の活性化につながるかも――なんて、そんなマーケティングは、ちょっとおめでた過ぎるでしょうか。うむ。やっぱり食品マーケティングは、冷や汗をかかなきゃ。


関連記事:おにぎりを作るとき…一気に激ウマになる方法 3分でサクッと作れる…

■執筆者プロフィール

スージー鈴木

Sirabeeでは、音楽評論家、ラジオDJのスージー鈴木(すーじーすずき)さんの連載コラム【スージー鈴木のニッポンの民意】を公開しています。


毎回マーケットリサーチを実施し、そこから浮き彫りになる「ニッポンの民意」を世に問いていく連載です。今回は「調味料総選挙」に関する調査を掲載しました。

・合わせて読みたい→鳥羽周作シェフの「肉あんかけ焼きそば」が最高の町中華 クセになる甘さがたまらない

(取材・文/スージー鈴木

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年6月2日〜2023年6月5日
対象:全国10代~60代男女606名(有効回答数)

キユーピー 平飼い卵マヨネーズ2個【Amazonでチェック】