酒・タバコ・大麻の中で最も危険なのは? 男性では「タバコ・大麻」が接戦に

欧米やタイなどでは大麻解禁の動きも。一方、日本での健康リスクイメージを調べてみたら…。

タバコ・酒

昨今、海外では嗜好用・医療用などで使用解禁の動きが続く大麻。ASEANの雄・タイでも2022年6月にアジアで初めて大麻の自家栽培と医療目的使用が解禁されている。


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■CBDオイルも人気

日本では引き続き、大麻取締法で厳しく規制されている大麻。一方、違法な成分を含まないCBD(カンナビジオール)オイルが、リラックスや安眠などの効果を求める人に人気だ。

大麻の健康被害については、「アルコールやタバコより危険性は低い」といったデータや「より危険な薬物へのゲートウェイドラッグにもなり得るため危険」などといった声が見られる。

現在の日本では、アルコール、タバコ、大麻、どれが最も健康に悪影響があると考えられているのだろうか。

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■5割が「大麻が最も危険」

Sirabee編集部が、5月25〜26日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に「健康に悪影響があると思う薬物・嗜好品」について調査したところ、「アルコール」を選んだ人が9.1%。「タバコ」が39.1%で続き、「大麻」が最も多い50.5%だった。

法律で禁止されていることもあり、やはり大麻を危険視する割合が群を抜いている。ただ、昨今は喫煙スペースが縮小傾向のタバコを最も危険視する人も4割と意見が割れている状況だ。

元TOKIOの山口達也氏も闘い続けているアルコール中毒も大きな社会問題ではあるが、日本ではあまり危険視されていないように見受けられる。

薬物悪影響


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■女性はより大麻を危険視

喫煙率や飲酒習慣なども男女で異なるためか、今回の調査結果も男女差が顕著に見られる。まず、アルコールを最も危険視した人は、男性が女性の2倍以上。男性は、飲み過ぎで肝機能が悪化している人も少なくないためだろう。

女性はとくに違法薬物である大麻を危険と考える人が多く、55.9%に及んだ。一方、男性では大麻を危険視する人がタバコと大きな差がない状態になっている。

アルコール・タバコ・大麻


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■執筆者紹介

タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター

1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。

著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)

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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年5月25日~5月26日
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)

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