警視庁が教える“出かける前のひと手間”で迷子を防止 「いいアイデア」
警視庁が小さな子供と外出するときの迷子対策として、出かける前の“ちょっとしたひと手間”を紹介。「一石二鳥」との声も。
災害に関する情報のみならず、普段の生活の上でも役立つアイデアなどを発信している「警視庁警備部災害対策課」が13日、公式ツイッターを更新。迷子対策に関するアイデアが話題となっている。
■「どんな服装ですか?」と聞かれ…
梅雨が明けて夏が訪れると、家族で外出する機会も増えるが、小さな子供と一緒に出かけるときに心配なのが迷子だ。
編集部が話を聞いた30代の主婦の女性は、「水族館で3歳の次男がはぐれてしまい、すぐに警備の人に伝えました。『どんな服装ですか?』と聞かれたのですが、気が動転していて思い出せず…。パッと頭に浮かんだのが、分厚い蛍光フレームのメガネを掛けていたことでした」と、おもちゃのメガネを掛けていたことを思い出したという。
またその特徴的なメガネのおかげで周囲も迷子だと気づき、無事に迷子センターにて保護されたことから、その後「すぐに次男と会うことができました」とのこと。
「それから出かけるときは、子供たちには特徴のあるモノ、目立つモノを身に着けるようにしています」と明かしている。
■出かける前に写真撮影
この女性のように、迷子対策として目立つ色のアイテムなどを身に着けさせていても、パニックに陥ると頭が真っ白になって、何も思い出せないということも多い。
そんなときにも役立つ方法として、同課では「私は家族で遊園地などに出かけるとき、子供の写真を撮ってから出かけています。迷子になってしまったときに当日の服装などをすぐに思い出せるからです」とアイデアを紹介。
「兄弟でお揃いの服だとなおわかりやすくなります。災害発生時などは、とくにお子さんから目を離さず、避難する前には写真を一枚撮っておくと安心です」と呼びかけている。
■「一石二鳥」「親も一緒に」の声
この提案に、ユーザーからは「いいアイデア。すぐ活用できますね」「家を出る前に携帯で撮影しておくといざというときに役立つし、記念になって一石二鳥」「朝、自分で着せといて何着せたか覚えてないことがしょっちゅうあるからこれはやってみよ!」と納得の声が。
また、「うちは万が一疑われた場合に備えて親も一緒に写真撮ります」と、連れ去りなどの可能性を考えて家族である証拠を残しておくという人や、「あとはおじいちゃんおばあちゃんにもアリですね。行方不明の方とかの情報が流れてくる毎日ですので…」と、高齢者の迷子対策にするという人も見受けられた。