重岡大毅、『それパク』でも発揮した演技力 あの「辞めジャニ」の指導を生かしていた
俳優業が好調なジャニーズWEST・重岡大毅。かつて受けた錦戸亮からの指導が心に響いたようで…。
14日、ドラマ『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系)が最終回を迎える。同作に出演した、ジャニーズWEST・重岡大毅の演技に注目が集まっている。
近年、多くのドラマに出演し、俳優業が好調な重岡。彼の演技力が向上したのは、「元ジャニーズ」の指導が大きかったようで…。
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■クールなエリート社員役
『それってパクリじゃないですか?』は、飲料メーカーで働く若手女性社員が、会社の知的財産という難しい問題に挑む物語。主人公であるお人好しの若手女性社員役を芳根京子が演じている。
重岡が演じるのは、彼女をフォローするため親会社から派遣されたエリート社員役。一見、クールで冷たい性格に見えるが、回を重ねるに連れて、仕事にかける熱い思いや主人公に対する優しさが垣間見える。
ネット上では、そんな重岡の演技力を評価する声が多い。
■「幅広いキャラを演じ分ける」
重岡は、2014年にジャニーズWESTとしてデビュー。デビュー後は、俳優業が好調だ。
2014年の日曜劇場『ごめんね青春!』(TBS系)で注目され、16年の映画『溺れるナイフ』や、20年のドラマ『知らなくていいコト』(日本テレビ系)、21年の『教場Ⅱ』(フジテレビ系)、『#家族募集します』(TBS系)など話題作に多数出演している。
あるテレビ局関係者は、重岡にオファーが途絶えない理由をこう推察する。
「明るい好青年役からクセのある役まで、幅広いキャラクターを演じ分けられます。『知らなくていいコト』では、当初はヒロインを支える優しい婚約者だったのが、彼女の秘密を知った途端に態度を変え、執拗に追い詰めていく役を演じ、衝撃を与えました。見る人を惹きつける演技力は業界内でも高く評価されていますよ」(テレビ局関係者)。
■あの「辞めジャニ」の指導が
ジャニーズの中でも「技巧派俳優」として広く認知されている重岡。俳優として一皮向けたのには、きっかけがあったようだ。
「2019年にジャニーズを退所した、錦戸亮さんの指導が大きかったのではないでしょうか。錦戸さんとは『ごめんね青春!』で共演したのですが、当時の重岡さんは感情を表現する芝居に苦手意識があり、現場で上手くいかないことが多かったそうです。そんな時、同作で主演を務め、先輩である錦戸さんから『(テレビで)よく映ろうとか変にカッコつけずにやれ』とアドバイスされたんです。先輩の一言で、重岡さんの芝居に対する姿勢が大きく変わったといいます」(前出・テレビ局関係者)。
先輩の忌憚のないアドバイスが心に響いたのかもしれない。
■錦戸との共通点も…
前出のテレビ局関係者は、重岡は俳優として、錦戸を目標の一つにしているのではないかと推察する。「錦戸さんは優しい青年、妻にDVを働く冷酷な男、娘を優しく見守る父親役など、幅広い役を演じられます。重岡さんも同じタイプで、クセのある役もこなせる。『ごめんね青春!』で、気付きを与えてくれた先輩に近付こうとしているのかもしれません」(前出・テレビ局関係者)。
錦戸のアドバイスもあり、俳優として成長している重岡。これからも、彼の快進撃は止まりそうにない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)