13歳少女が親の貯金800万以上を使い果たす スマホの課金ゲームに没頭し…

スマートフォンを学校にまで持ち込み、ゲームを楽しんでいた少女。家族の貯金まで使っていたことを知った母親は、思わずむせび泣いた。

スマホ・スマートフォン・SNS・ネット中毒

教師が女子生徒のスマートフォン依存に気づき、家庭に連絡。そこからまさかの依存ぶりが発覚するまでの経緯を、『AsiaOne』など海外メディアが伝えた。


関連記事:女子高生が男性教師に催涙スプレーをかけ大問題に スマホを没収されて激高

■ゲームに課金続けた少女

中国・河南省で暮らす13歳の少女がスマートフォンの課金ゲームにはまり、すっかり依存して止められない状態になってしまった。

その支払いに少女がこっそり利用していたのは、母親が自宅に置いてあったデビットカード。現金を見ないせいか「浪費している」という感覚はなかったようで、いつしかカードを無制限に使用するようになった。

関連記事:自分の娘を1年間ネットでいじめ続けた母親 若者になりすまして調査を妨害

■異変に気づいた教師

少女の様子について誰よりも早く「おかしい」と感じたのは、家族ではなく学校で日々接していたひとりの教師だった。

学校にいる間もたびたびスマートフォンを取り出しいじっている少女を見た教師は、「課金ゲームなどにはまっているのではないか」と推測し、ただちに母親に連絡して確認するよう進言したのだ。

教師の話を聞いて慌てた母親が銀行口座を確認したところ、残高はなんと1元未満。家族が真面目に働き貯めた44万9,500元 (約879万円)は、課金ゲームの支払いなどにすべて使われてしまったのだ。


関連記事:親の車を盗み「ネットの彼」に会いに行った12歳少女 人身売買の罠だった可能性濃厚

■母親はショックで涙

この件についてインタビューを受けた母親は、涙を流しながら銀行の明細書を公開。娘もゲーム購入や課金ゲームに大金を費やしたことを認め、クラスメートのゲーム代を負担することもあったと告白した。

「(友達に)ゲームのお金を払ってと言われ、嫌だったけれど支払いました」「先生に救いを求めなかったのは、親にバレて怒られるのが嫌だったからです」などと語っている。

母親によると、少女はスマートフォンに残っていた課金記録などを、すべて消去していたとのこと。そのせいで、深刻な事態に気づくのが遅れてしまったのだという。


関連記事:スマホゲームにハマった息子に父親が愛のムチ 「眠らずゲームしろ」と反省促す

■「責任は親にある」という声

この件についての報道を知った人たちは、「誰に責任があるのか」を巡ってネット上で議論を展開。うち1名は少女に非があると判断し、「13歳なのだから、自分が何をしているかしっかり意識していたはずだ」というコメントを書き込んだ。

その一方で複数のネットユーザーは「両親に責任があると思う」と考え、「子供のお金の使い道について確認を滞ったつけ」などと書き込んで親を批判している。

子供にお金の使用を許可する場合、「お金は無限にあるわけではない」としっかり教えておく必要がある。スマホの利用状況についても定期的に確認し、このようなトラブルを未然に防ぎたい。

・合わせて読みたい→女子高生が男性教師に催涙スプレーをかけ大問題に スマホを没収されて激高

(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

スマホ依存を克服する22の対策: スマホ中毒を防ぐ新しい使い方【Amazonでチェック】